【美容師の本音】酸熱トリートメントは「本当に」やめた方がいいのか?
2023/09/04
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こんにちは!髪質改善が得意な美容院ENORE(エノア)です。
本日は
「酸熱トリートメントで髪が痛む?!」
「酸熱トリートメントはやめた方がいい?!」
酸熱トリートメントの闇について切り込んでいきたいと思います!
酸熱トリートメントについて勘違いしやすい事や成功させるポイントについてお話ししていきますので
酸熱トリートメントやったことある方にも、まだやったことが無い方にも読んで頂きたい内容になってますので、是非ご覧ください!
酸熱トリートメントは「髪質改善トリートメント」として今注目度の高いトリートメントメニューです!
でも『酸熱トリートメントは髪が痛む』『チリチリになる』
というご意見見た事ないでしょうか?
こういったマイナスな記事を見ると「気になっていたけどやるのやめよっかな。」って思いますよね。
正直、髪質改善が得意なエノアから見ても
「酸熱トリートメントで髪が痛むリスク」は実際にあると思います、、。
でもその反対に。的確に活用できれば
「酸熱トリートメントで『髪質改善をする』」事が出来ますよ!↓
!?!?
なんでこのギャップが生まれるのか、、ご説明していきますね!
では、まず何故酸熱トリートメントで髪が痛んだり、チリチリになってしまうのでしょうか?
実は3つの原因があります。
↓酸熱トリートメントでは「強酸」の性質を持つトリートメント剤を髪に塗っていきます。
そうすると髪が収斂(引き締まる)するのですが、、
髪が元々ダメージしていたりして弱っていると、その収斂に耐えることが出来ず引き締まりすぎてダメージしてしまうんです。収斂が強いとひどい時はチリチリになったり切れ毛の原因になってしまいます。
酸熱トリートメントは途中でストレートアイロンをあてて、髪内部のタンパク質を固定していきます。この時、髪にアイロンの熱を同じところにあてすぎると「タンパク変性」を起こしてしまい髪の毛が硬くなってしまうんです。
*タンパク変性とは生卵を熱湯で茹でるとゆで卵になり硬く変化するのと同じ現象のことです。
どんなメニューや技術にもメリット・デメリットがあります。
もちろん酸熱トリートメントも上手く行えば髪を美しく見せることが出来ますし、逆に先ほどご紹介した①、②のようなデメリット面もあります。なので美容師がデメリット面を理解して、デメリットを最小限に抑え、メリットがしっかりと出るように施術をする必要があるんです。
でも酸熱トリートメントは爆発的に人気が出たため
「ちゃんと理解出来てない、そして技術に落とし込めてない」
状態で美容院のメニュー化をしてしまった美容院さんが残念ながらたくさん増えてしまったんです。
・髪の状態に合わないのに酸熱トリートメントをしてしまった。
・アイロンのテクニックが未熟でアイロンをあてすぎて大きくダメージしてしまった。
・トリートメント剤の理解が出来ていなかった。
などの失敗をしてしまい、せっかく来てくださったお客様に悲しい思いをさせてしまう事例も残念ながらあります。
酸熱トリートメントで髪が痛んでしまう3つの原因についてご紹介させていただきましたが、
ちゃんとポイントを抑えることが出来れば酸熱トリートメントでもしっかりと髪質改善をして美髪を目指すことが可能です!
お客様にとって酸熱トリートメントが一番良い改善方法の場合もありますが、髪の状態によっては「ヘアケアに取り組んだ方が効果的な方」「弱酸性縮毛矯正の方が髪質に合っている方」など様々です。なので、まずは美容師さんに相談して
「自分の髪は酸熱トリートメントをやるべきなのか?」
髪質改善の効果が見込めると見極めてもらってからお試しいただくのがベストです。
艶髪の鍵1|酸熱トリートメントと縮毛矯正どっちがいい?見極め方とは?
酸熱トリートメントを行う時は、最大のデメリットである「強酸による髪の収斂(薬剤ダメージ)」を解消した
「弱酸性」の酸熱トリートメントを選びましょう。
↓髪や頭皮と同じ「弱酸性」の性質で髪に優しく。ダメージを最小限に抑えて酸熱トリートメントが出来ます。
また、大幅にダメージを抑えられるだけではなく、
・髪が硬くならず。もちもちと弾力のある仕上がり。
・髪質改善が進み回数を重ねていくごとに、どんどん状態が良くなる。
・カラーの褪色がない
・匂いも緩和
以前の酸熱トリートメントには無かった魅力も沢山増えました!
酸熱トリートメントをやる際は必ず「弱酸性」の酸熱トリートメントを扱っている美容院でやってもらうようにしましょう。
↓弱酸性の酸熱トリートメントについてはこちらで詳しくご紹介しています。
【失敗したくない】本気で髪質改善するなら『弱酸性酸熱トリートメント』
・酸熱トリートメントが本当に必要な髪か?
・酸熱トリートメントをしっかりと使いこなせる知識と技術があるか?
・髪質改善の正しい提案ができるか?
この3つのポイントが出来る美容師さん(美容院)にやってもらわないと、本当の意味で酸熱トリートメントの良さを引き出すことは出来ません!
どんなに良いトリートメントも扱う美容師さんによって良くも悪くもなってしまうので、しっかりと酸熱トリートメントや髪質改善が得意な美容院でやってもらいましょう。
酸熱トリートメントは主に
・縮毛矯正をしたいけどダメージで出来ない方
・縮毛矯正の履歴がある毛先の質感アップ
・弱いクセ毛で髪の広がりを抑えたい方
に特におすすめのメニューになります。
最初は必要で酸熱トリートメントをやっていても、髪の状態が良くなり(髪質改善が進み)必要が無くなれば卒業しましょう!余計な手は加えないことも美髪になるためには重要なんです!
酸熱トリートメントやろうか迷っている方も多いと思いますが、まずは美容師さんに相談して
「自分の髪を髪質改善をするために必要なのか?」
しっかりと髪の状態を見た上で判断してもらって必要があれば「弱酸性の酸熱トリートメント」を行うべきです。そうすればリスクも最小限に安心してチャレンジ出来ますよ!
また本格的に髪質改善に取り組む場合は
「他に必要な髪のメンテナンスメニュー(カット、カラーなど)」
「美容院に通う頻度」
「次美容院に行くまでの間のホームケアの仕方」
「スムーズにいけばどれくらいで根元から毛先まで髪質改善が完了するか」
なども一緒に教えてもらって計画的に進めていくのが効果も出やすくおすすめです!
では実際に「弱酸性」の酸熱トリートメントはどんな仕上がりになるのか?
エノアオリジナル「弱酸性酸熱トリートメント」 の仕上がりを参考にご覧ください!
【失敗したくない】本気で髪質改善するなら『弱酸性酸熱トリートメント』
髪と頭皮に優しい弱酸性の酸熱トリートメントも髪に手を加えるので残念ながらダメージは「0」ではありません。
髪の健康は減点方式です。
生えたての根元の髪は手を加えてないのでダメージは0。体力は100点満点ですがシャンプーやトリートメント、カラーやパーマなど手を加えていくと毛先に向かってどんどん体力は削られていきます。
髪はお肌のように痛んでしまうと復活することが出来ません。ダメージはどんどん蓄積されていくんですね。
でも、ダメージを最小限まで抑えつつダメージ部分は補強して酸熱トリートメントをする事で髪はとても綺麗に扱いやすくなるんです。
*痛んだらトリートメントで直せばいいと思っていらっしゃる方も多いですが、トリートメントはあくまでもダメージ部分を補強したり髪表面を滑らかにして綺麗に髪を扱いやすくするのが目的のヘアケアです。ダメージ部分が治っているわけではありませんし、過度なトリートメントは髪への負担にもなりますのでご注意ください!
酸熱トリートメントをすれば「必ず」髪質改善できる。というわけではありません。
髪質改善はカットやカラー、パーマなどの「美容院メニュー」そして「自宅でのホームケア」の総合力で髪を変えていくものです。なので髪質改善をする方法の1つとして酸熱トリートメントはありますが、お客様ごとの髪質や状態・お悩みによってベストな髪質改善の取り組み内容は変わってきます。だから
「目指す髪の改善点」と「酸熱トリートメントの効果と狙い」
がマッチングしてしていなければ、ただ髪に手を加えて負担をかけてしまうだけ。なので美容師さんにしっかりと髪の状態を診断してもらって、髪質改善として酸熱トリートメントをする必要があればチャレンジしてみてくださいね!
はじめての髪質改善|髪質改善トリートメントからホームケアまで解説!
酸熱トリートメントは髪の広がりを「抑える」効果はありますが、クセによるうねりがストレートになるわけではありません。もし、くせ毛のうねりをストレートに伸ばしたい場合は縮毛矯正の方が髪のお悩みに合っていると思います!
酸熱トリートメントはあくまでもトリートメントですから。
ただ稀にうねりが伸びる事もありますので、もし伸びた時はラッキーです!
艶髪の鍵2|「弱酸性」の酸熱トリートメントと縮毛矯正なら相性抜群!
酸熱トリートメントはトリートメントの部類なので、効果の持続する期間があります。
お客様の髪の状態によって左右はされますが平均1ヶ月〜1ヶ月半くらい持続します!
お客様の髪を直接見ないと言い切ることが出来ませんが、酸熱トリートメントが効果的な髪の代表例で言うと
・くせ毛が気になるけどダメージ毛で縮毛矯正が出来ない髪
・弱いくせ毛で梅雨時期だけ広がりにくく髪のボリュームを抑えたい髪
・縮毛矯正履歴があり広がりが気になる毛先
など、くせ毛だけど縮毛矯正まではしたくない(出来ない)方に特におすすめの髪を綺麗に見せて扱いやすくしてくれるトリートメントです!
万が一失敗した場合は、とりあえずすぐに酸熱トリートメントをしてもらった美容院さんに相談しましょう。
ほとんどの美容院で期間内であれば無料でお直しで対応をしてくれると思います!美容院にいる時点で何か気になる事があった時もすぐに言ってくださいね!
*お直し対応期間は「施術をして1週間以内」というところが多いですが、美容院によって変わってきますので直接美容院にご確認ください。
*お直し期間が設けられているのは、時間が経ちすぎてしまうと髪の問題が「美容院での施術が原因だったのか?」「日常的なダメージが原因なのか?」判断がつかなくなるからです!
いかがでしたでしょうか?
「酸熱トリートメントはやめた方がいい、、。」
そういったご意見があるのも以前の酸熱トリートメントのデメリットを考えればとっても気持ちがわかるご意見です。
でも、今最新の酸熱トリートメントはそんな昔のデメリットを解消し、安心してクオリティ高く出来るようになってます!もし、あなたの髪に酸熱トリートメントが効果的な場合は是非チャレンジしていただきたいです!エノアでもオリジナルの「弱酸性酸熱トリートメント」をご用意しています!カラーでも。パーマでも。縮毛矯正でも。弱酸性の薬剤を使用しているエノアにとって「弱酸性の酸熱トリートメント」は得意な施術になります。よかったら髪にお悩みがあったり酸熱トリートメントが気になる方は、お気軽にエノアスタイリストまでご相談くださいね!
最後までご覧いただきありがとうございました!
この記事が皆さんの疑問やお悩みを解消するきっかけになれば嬉しいです!
私のお仕事はお客様がご来店していない時でも「髪のお悩みを解決し大切な髪をより魅力的に輝くためのお手伝い」をさせていただく事です。ENOREの美容師としての知識・経験を踏まえながらブログの執筆・動画や画像の作成など様々なツールを通して皆さんの心に寄り添える美容師を目指し奮闘中です!もし何かありましたらENOREの公式LINEからご相談くださいね!
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「髪がボロボロになった、、」 「失敗したから絶対やめた方がいい」
そんな悲しい口コミをネット上で見る事がかなりあります。 「綺麗になった」という口コミもたくさんある分。皆さんからしてみればどっちを信じていいのか分からなくなってしまいますよね。今の髪の現状を良くして艶髪になりたい!そう思っても、もし失敗してさらに髪がボロボロになってしまったら嫌ですよね、、。 そこで、艶髪の鍵第4回目は 「酸熱トリートメントで何故髪がボロボロになってしまうのか、、。」 酸熱トリートメントによる「失敗の原因」「失敗例」だけではなく酸熱トリートメントを成功させて「艶髪を手に入れるための知識」も一緒にお話ししていきたいと思います!これから酸熱トリートメントをやろうと思っている方も、もうすでにチャレンジ済みの方も是非自分の髪のために1度ご覧ください^_^
酸熱トリートメントをする時は要注意! ここから中盤まで酸熱トリートメントのマイナス面についてお話ししていきますが、酸熱トリートメントは必ず悪い物という訳ではありません!髪の状態と酸熱トリートメントの効果がマッチして、さらに適切な技術が行えればこの様に↓髪が美しくなります! そこだけは勘違いしないでもらえると嬉しいです!
どんなトリートメントも実は髪を傷めます。 実は酸熱トリートメントに関わらず、ヘアケアのために皆さん行っているトリートメントは全て
「髪を傷めます」
洗い流すトリートメントも。 洗い流さないトリートメントも。 美容院のトリートメントも。全てです。
使っている商品によって、どのくらいダメージするかどうかはもちろん変わってきますが、どんなに「ダメージレス」なトリートメントでもダメージ「0」にはなりません!(限りなく0に近いものもありますが)何故なら髪は死んだ細胞で出来ているから。1度ダメージした部分はお肌のように新しく生まれ変わる事はありません。なので、髪のダメージが0なのは生えたてホヤホヤの根元の部分。皆さんも感じた事があると思いますが、毛先にいくほど髪がダメージしてパサついたり広がったりするんです。 だから、トリートメントはあくまでも「髪のダメージ部分を一時的に補強している」だけに過ぎません。髪を完全に治しているわけではないんです。 そしてトリートメント自体も髪へ負担を与えてしまいます。そのため過度なトリートメントは髪の状態を悪くしてしまう事だってあるんです。なので、例えば髪質改善をする時は余計なトリートメントはせず。本当に必要なトリートメントだけ活用することで、髪への負担を減らしていったりします。
酸熱トリートメントは髪の内部に作用する分、失敗した時のダメージが大きい。 トリートメントの中でも酸熱トリートメントは髪の内部に作用する珍しいトリートメントです。 そのため髪の広がりに大きな効果を発揮して、トリートメントとしては珍しく長期間まとまる髪にしてくれます。効果的にはトリートメントと縮毛矯正の間くらい。そして、トリートメントと言いつつもかなり縮毛矯正施術に近い事を行なっていきます。
なので1回失敗した時のダメージがトリートメントの中ではかなり大きいんです。 酸熱トリートメントは「髪質改善できる!」とかなりテレビや雑誌で取り上げられたりする機会が多く期待度も高い分、「髪がボロボロになった」ショックが大きく。これも悲しい口コミが目立つ理由かもしれません。
酸熱トリートメントで失敗する原因 では何故失敗してしまうのでしょうか?原因は主に2つあります。 1、美容師さんの知識と技術不足
先ほどお話ししたように酸熱トリートメントはトリートメントと言っても、縮毛矯正に近い施術。その分正しい知識と高度な技術力。そしてお客様の髪にとって酸熱トリートメントが必要か見極める判断力が必要不可欠で、これは酸熱トリートメントの仕上がりに大きな差を生みます。 つまり、美容師さんに「正しい知識と技術力」がないと失敗してしまうんです。 しかも酸熱トリートメントは劇的に人気が出たため、その流行りに便乗しようと対して勉強もせず何となく取り入れてしまった美容院がかなり増えてしまいました。そのため、酸熱トリートメントでお客様に感動してもらえる美容院がある一方で、お客様に悲しい思いをさせてしまっている美容院も残念ながらあるんです。
2、お客様の知識不足 お客様の知識不足は美容師さんからカウンセリング時に伝えるべきと思いますが、お客様がメリット面だけを見て勘違いし「どうしてもやりたい」ということで、美容師さんがお客様のその気持ちを優先して不安のある中やった結果失敗してしまったり、通販などでトリートメント剤を手に入れてセルフで酸熱トリートメントを行い失敗してしまう。そんな事例もあります。お客様は美容師のようにプロではありませんから知識不足や勘違いがあっても仕方のない事だとは思いますが、どんなメニューにもデメリットとメリットがあり、人それぞれ髪の状態が違うように髪を綺麗にする方法も違います。 つまり誰かの髪が綺麗になった方法が必ずしも自分の髪を綺麗にしてくれるとは限りません。 なので酸熱トリートメントをやる前に、まずは酸熱トリートメント本来の効果や仕組みをしっかり理解する必要があるんです。
酸熱トリートメント様々な失敗例 ではここで、酸熱トリートメントによる失敗例を5つ挙げていきますね! ①酸熱トリートメントをしたらベタベタになった。
酸熱トリートメントの後、後処理としてシリコン系のコーティング剤をつけるメーカーさんの酸熱トリートメントに多いトラブルです。髪の状態に合わない過度なコーティングをつけてしまうことで、髪がベタベタになってしまうんです。ただ5日程すると髪表面につけたコーティング剤が落ちるので、べたつきは落ち着くのでご安心ください!もしその場で直したい。という事になると、美容院ごとに違いはありますが薬剤除去剤での対応になることが多いです!
②酸熱トリートメントで髪が傷んでチリチリに、、。
「強酸」の性質を持つ酸熱トリートメントの使用や、ストレートアイロンの熱の当て過ぎが酸熱トリートメントによる主なダメージの原因。そして酸熱トリートメントで髪が大きく傷んでしまうと、毛先が前よりもパサついて状態が悪くなってしまったり、酷い時はチリチリになってしまう事もあります。
③酸熱トリートメントを繰り返すうちに髪が硬くなってきた。 酸熱トリートメントの時に髪に毛髪補修成分をしっかりと補給していなかったり、酸熱トリートメントの薬剤で髪が過収斂を起こしてしまったり、施術時にストレートアイロンの当て過ぎてしまい過度なタンパク変性を毎回行っていると髪はどんどん硬くなり、髪はしなやかさを失っていきます。この失敗をしないためには、しっかりと酸熱トリートメント時も毛髪補修成分の補給行う事と高度なアイロンテクニックが必要です。また、お家でのホームケアで髪の状態にあったケアが出来ていないと髪の負担になり、髪の中の栄養分が抜けてスカスカになって、髪が硬くなりやすくなってしまうので注意が必要です。
過収斂(かしゅうれん):髪が引き締まりすぎてしまうこと。引き締まりすぎると髪はダメージし、ひどいとちぎれてしまいます。「強酸」の酸熱トリートメントを使用しているとよく起こるトラブルです。
④髪が変わらなかった。 「髪に変化が見られなかった。」そんな時は美容師さんの技術不足、もしくは、そもそも自分の髪に酸熱トリートメントは必要なかった。この2つが考えられます。酸熱トリートメントで大きな効果が得られるのは 「くせがある」「髪のコルテックス(内部)ダメージが強い」 この2つの条件に当てはまっている髪の方です。 元々髪があまり傷んでいなかったり、クセがなかったりする方は別のアプローチの方が効果的な場合もありますよ!
⑤クセが伸びない?
「酸熱トリートメントをしたのに、クセが伸びてない!」 これは失敗というより勘違いです。酸熱トリートメントはトリートメントであって縮毛矯正ではありません。なので、元々くせ毛の「うねり」をまっすぐ伸ばすことは出来ないんです。あくまでも「広がる髪を収まりやすくしてくれる」そういった効果を狙っているメニューですので、クセをしっかり伸ばしたい場合は縮毛矯正をするべき! ただ、「髪を濡らすとクセが落ち着くタイプ」のクセをお持ちの方は稀にクセが伸びる事もあります。確実に伸びるとは言えませんが、もし酸熱トリートメントでクセが伸びたらラッキーです!
万が一失敗した時は必ず美容師さんに連絡を
万が一酸熱トリートメントで失敗した場合は施術してくれた美容院にすぐに相談しましょう。期間内であれば無料でお直し対応してくれるところがほとんどです。期間を過ぎると対応してもらえなくなってしまいますので(美容院での失敗か、日常ダメージによるものか判断がつかなくなってしまうので)気づいたら早めに連絡しましょう! 期間はご来店日から「1週間」というところが多いです!
酸熱トリートメントはやめた方がいい?成功3つのポイント
酸熱トリートメントで髪がボロボロになってしまったりと、失敗してしまう事は残念ながらあります。でも、事前に注意しておけばこのような悲しい思いをせず回避する事は可能です!そこで失敗しないために。必ず守ってほしい成功のポイントを3つご紹介いたしますね!酸熱トリートメントはとにかくやめた方がいいという訳ではなく 「失敗しないように」注意するべきなんです!
①酸熱トリートメントは「弱酸性」で 酸熱トリートメントと言っても、酸熱トリートメントで使用しているトリートメント剤は美容院によって違います。何故なら様々なメーカーから酸熱トリートメントのトリートメント剤が販売されているから。しかも、使用している成分もかなり違います。なので、仕上がりや施術中の匂い、髪に与える負担など全て違う!
そして今ほとんどの美容院で使われているのが「強酸」の酸熱トリートメントです。 実はこの強酸の酸熱トリートメントは髪への負担が大きいうえに、施術中の匂いもキツく、失敗するリスクも高くなってしまいます。なので酸熱トリートメントをするときは
「弱酸性」の酸熱トリートメントでやりましょう。
健康な髪や頭皮と同じ「弱酸性」の性質を持った酸熱トリートメントは
・酸熱トリートメントを繰り返しても髪が硬くならず、もっちりと弾力のある仕上がり ・酸熱トリートメントの「強酸」による負担が無くなり、ダメージが大幅軽減 ・ヘアカラーの褪色がない
と酸熱トリートメントで失敗するリスクをかなり低くしてくれるんです!
②「弱酸性」の施術に慣れている美容院にお願いする 一般的なヘアカラー、パーマ、縮毛矯正は「アルカリ性」の薬剤を使用しています。
そのため、酸熱トリートメントで扱う「酸性域」の施術になれていないと上手くトリートメント剤を扱えないですし、効果を最大限に発揮するのはかなり難しいです。ほんのちょっとの違いに見えるかもしれませんが、実は全然技術が違います。そして、特に「弱酸性」は髪への負担が少なく薬剤パワーがマイルドなので、薬剤以外の技術で対応できないとカラーも上手く染められませんし、パーマはカールがつかない、縮毛矯正はクセが伸びません。つまり、かなり高度なテクニックが必要なのが「弱酸性」メニューの特徴です。 なので、酸熱トリートメントでも特に「弱酸性」の酸熱トリートメントは「弱酸性」の技術に慣れている美容院さんに必ずお願いするようにしてください。 (特にやり方の似ている「弱酸性の縮毛矯正」が得意な美容院が得意な傾向にあります)
ちなみに日本のほとんどの美容院が一般的なアルカリ性の薬剤を使っています。弱酸性の薬剤は高いですし、技術が高度なので取り入れるのが難しいんですね。なので美容院探しが大変ですが是非見つけて欲しいです!
③美容院に行ったら「酸熱トリートメント」をするべきか相談を。 髪の状態によっては別のメニューの方が髪を綺麗にしてくれて、相性がいい場合もあります。髪の状態に合っていないのに酸熱トリートメントをやってしまったら先ほどご紹介したように ・髪が傷んでしまったり ・効果が感じられなかったり とせっかくの酸熱トリートメントが無駄になってしまいます。 なので、美容院に行ったらまずは「自分の髪に酸熱トリートメントは必要なのか?」「別メニューの方が自分の髪に合っているのか?」美容師さんに髪を診断してもらった上で実際にやるか相談して決めていきましょう!
酸熱トリートメントで髪は綺麗になる!エノアでの仕上がり ここまで酸熱トリートメントのデメリット面を多くお話しさせていただきましたが、絶対にダメな物ではありません。髪の状態とマッチして、的確な施術を行いデメリットを最小限に。そしてメリットを最大に引き出せば綺麗な艶髪になれる優秀なメニューです!そこで酸熱トリートメントで髪が綺麗になった実例をここでご紹介させていただきますね!
酸熱トリートメントについての質問「Q&A」 Q1、酸熱トリートメントした髪におすすめのシャンプーはありますか?
酸熱トリートメントをした後は持ちや仕上がりをアップさせるために ・ダメージレス ・髪の弱酸性を維持出来る ・しっかりと毛髪補修成分が補給が出来る この条件を満たしたシャンプーを使うのがおすすめです!!エノアではこちらの
「エノア弱酸性シャンプー&トリートメント」 弱酸性シャンプー 300ml 3300円(税込)/1000ml 7480円(税込) 弱酸性トリートメント 300ml 3850円(税込)/1000ml 8580円(税込)
をおすすめさせていただいてます!
シャンプーについて詳しくはこちら↓ 酸熱トリートメントをしている髪のシャンプーの選び方↓
Q2、酸熱トリートメントしたらカラーは落ちる?
「弱酸性」の酸熱トリートメントは心配ありませんが「強酸」を使用している酸熱トリートメントはどうしてもヘアカラーの色落ちがあるため1〜2トーンくらい明るくなってしまいます。なので、もし酸熱トリートメントをやる時は色落ちを防ぐために美容師さんに相談するのがおすすめですよ!
Q3、酸熱トリートメントの持ちはどれくらいですか?
髪の状態によって個人差はありますが、だいたい「1ヶ月〜2ヶ月」くらいです。髪がダメージしている程持ちは悪くなってきますので、もし持ちを良くしたい場合は酸熱トリートメントと一緒に髪質改善にも取り組んで「髪のダメージが少ない」範囲を広げていきましょう。 そうすると髪質改善が進んでくるのに比例して酸熱トリートメントの持ちもどんどん良くなっていきますよ。
Q4、酸熱トリートメントしたのに洗ったら元に戻ってしまいました、、。 酸熱トリートメントをしたのに、髪を洗ったらすぐに元に戻ってしまった場合
①酸熱トリートメントが上手くかけられてない ②髪質や状態的に酸熱トリートメントが合っていなかった ③元々髪が非常にダメージしていて持ちが悪く、何回か酸熱トリートメントを続ける事で効果を発揮する髪の状態である ④お家で使用しているシャンプーが髪に合っていない ⑤くせ毛のうねりが出ている(酸熱トリートメントは「くせ毛のうねりを伸ばす」メニューでは元々ありません。)
などの原因が考えられます。 2〜3週間ぐらいで効果がなくなった場合は、髪がダメージしていて持ちが悪いだけですので何回か繰り返すうちに持ちが良くなる事がほとんどですが、もし当日など酸熱トリートメントをかけたばかりなのに効果がなくなってしまった場合は、美容師さんに相談して必要があればお直しなどの対処をしてもらうのがおすすめです!
Q5、酸熱トリートメントの頻度は? 酸熱トリートメントは続ける事で徐々に効果がアップするトリートメントですので、「酸熱トリートメントの効果が切れる前」にまた酸熱トリートメントを続けていくのがおすすめです。髪質や状態によって変わってきますが、大体エノアでは「1ヶ月に1回」の頻度で行う方が多いです。 ただ一般的な酸熱トリートメントは繰り返しすぎると髪が硬くなってしまうので3〜5回くらいで限界が来てしまいますので注意が必要です。エノアの弱酸性酸熱トリートメントのように、髪が硬くならないように施術が出来る美容院さんであれば、回数制限はない所もありますよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか? 酸熱トリートメントの失敗によって「髪がボロボロになる」事は残念ながらあります。でも、
・弱酸性の酸熱トリートメントをする。 ・弱酸性の施術が得意な美容院にお願いする。 ・酸熱トリートメントをすると決める前に1度美容師さんにやるべきか相談する。
この3つに気をつけていただければ酸熱トリートメントによるほとんどの失敗は避けることが出来ます。なのでネットの口コミを見て不安を大きくするよりも、まずは頼れる美容師さんに相談しましょう! エノアでも全てのメニューで「弱酸性」の施術を行い、酸熱トリートメントもこだわったオリジナルの物を使用しています。弱酸性の技術にかなり精通している方ですので、もしお悩みや不安がありましたらお気軽にご相談くださいね!
最後までご覧いただきありがとうございました。 この記事が皆さんの不安を少しでも解消するきっかけになれば嬉しいです!