弱酸性シャンプーとは?メリットとデメリット・選び方をわかりやすく解説

こんにちは!髪質改善が得意な美容室ENORE(エノア)代表の田口です。

弱酸性シャンプーとは、髪や頭皮が持つ本来のpHに近づけて作られたシャンプーのことです。

すこやかな髪や頭皮は、弱酸性の状態にあるときに安定しやすいといわれています。

しかし、洗浄力の強いシャンプーを使い続けると、このバランスが崩れてしまうことがあります。

「洗うたびに髪がきしむ」
「頭皮がかゆくなる」
「カラーの色落ちが早い」

こうしたお悩みは、サロンでもよく耳にします。

その原因のひとつが、髪や頭皮のpHバランスの乱れです。

この記事では、弱酸性シャンプーの基礎知識から、メリット・デメリット、成分表示での見分け方までをわかりやすく解説します。

読み終える頃には、自分に合った1本を選べるようになるはずです。

今使っているシャンプーが自分に合っていないのではと疑問に感じている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

弱酸性シャンプーとは?pHの数値でわかる基礎知識

まずは「弱酸性」がどのような状態を指すのか、基本から見ていきましょう。

pHとは?アルカリ性・中性・弱酸性の違い

pH(ピーエイチ)とは、水溶液が酸性・中性・アルカリ性のどの性質に近いかを示す数値です。

一般的に、pHは0〜14の範囲で表され、pH7が中性とされています。

数値が7より小さいほど酸性、7より大きいほどアルカリ性です。

髪や頭皮は一般的に弱酸性に近い状態

すこやかな頭皮のpHは、通常4.5〜5.5の範囲で、中性よりもやや酸性側に傾いています。

(出典:ヒロクリニック「AGAと頭皮のpHバランス」)

さらに、髪もpHで状態が変わります。(詳しくはメリット章で解説)

弱酸性シャンプーのメリット

弱酸性シャンプーは、髪や頭皮のpHに配慮してつくられていることが特徴です。

ここでは、弱酸性であることのメリットを見ていきましょう。

髪と頭皮への負担をおさえて洗える

弱酸性シャンプーは、髪や頭皮のpHに近い弱酸性に調整されているため、髪や頭皮の状態に配慮しながら洗うことができます。

必要な皮脂まで落としすぎない処方のものを選べば、洗い上がりの乾燥もおさえやすくなります。

キューティクルを整えながら洗える

髪の表面を覆っているキューティクルは、pHによって状態が変化します。

一般的に、髪がアルカリ性に傾くとキューティクルが開きやすく、酸性側に傾くと引き締まりやすいとされています。

キューティクルが整った状態をたもつことで、髪内部の水分や成分の流出をおさえることにつながると考えられています。

また、キューティクルが整うことで、髪の表面がなめらかになり、指通りのよい仕上がりを目指しやすくなるのです。

ヘアカラーやパーマ後の髪にも使いやすい

ヘアカラーやパーマなどの施術をすると、薬剤によって髪がアルカリ性に傾くことがあります。

施術後の髪は、普段とは異なる状態になっているため、カラーの場合は色持ち、パーマの場合はカールの状態にも影響します。

シャンプーの中には洗浄力が強くアルカリ性寄りのものもあり、施術後の髪をさらにアルカリ側へ傾けてしまうこともあるのですが、弱酸性のシャンプーはその機会を減らすことが可能です。

また、ENOREでは薬剤そのものを弱酸性に設計しているため、施術後のホームケアも弱酸性で揃えると仕上がりが安定しやすくなります。

▼ENOREの弱酸性メニューはこちら

弱酸性シャンプーのデメリットと対処法

弱酸性であること自体は「土台」であり、仕上がりを決めるのは洗浄成分との組み合わせです。

ここでは、弱酸性シャンプーのデメリットと、対処法を紹介します。

泡立ちや洗った感覚に物足りなさを感じることがある

弱酸性シャンプーのなかには、アミノ酸系など比較的マイルドな洗浄成分を使用したものもあります。

そのような製品は、泡立ちや洗い上がりのさっぱり感が控えめに感じられる場合があります。

ただし、泡立ちの良さはpHだけで決まるものではありません。

配合されている洗浄成分や処方によって異なるため、弱酸性シャンプーでも泡立ちやすい製品はあります。

弱酸性シャンプーの泡立ちが気になる場合は、シャンプー前にぬるま湯で髪と頭皮をしっかりすすいでから洗いましょう。

汚れやスタイリング剤が落ちにくい場合がある

洗浄力が比較的穏やかなシャンプーの場合、オイルやワックスなどのスタイリング剤が多くついていると、一度のシャンプーでは落としきれないことがあります。

そのような場合は、シャンプーを2回に分けて行う方法もあります。

1回目でスタイリング剤や汚れを洗い流し、2回目で頭皮や髪を丁寧に洗うとよいでしょう。

ただし、こちらも弱酸性であること自体が原因ではなく、洗浄成分や洗浄力による違いが大きい点を覚えておきましょう。

価格が高めになりやすい

弱酸性シャンプーに使用される界面活性剤は、高級アルコール系シャンプーに使用されるものよりも原料費が高いことがあり、価格が高めになる傾向があるといわれています。

そのため、シャンプー自体の価格も高めに設定されている製品が多く見られます。

ただし、配合されている洗浄成分や美容成分、製造方法などによって価格は異なるため、弱酸性シャンプーだから必ず高価というわけではありません

自分に合うか不安な場合は、トライアルサイズや少量サイズがある製品から試してみてくださいね。

弱酸性でも肌に合わないことがある

弱酸性とは、シャンプーのpHが酸性側に調整されていることを表す言葉です。

そのため、弱酸性だからといって、すべての方の肌に合うとは限りません

また、肌との相性はpHだけで決まるものではなく、配合されている洗浄成分や香料なども関係します。

使用中や使用後に赤みやかゆみなどの異常が現れた場合は、使用を中止し、必要に応じて医師や専門家に相談しましょう。

弱酸性シャンプーかどうかの見分け方

弱酸性シャンプーかどうかを見分けるには、主に次の2つの方法があります。

パッケージの「弱酸性」表示で見分ける

1つ目は、パッケージに「弱酸性」と表示されているかを確認する方法です。

ただし、シャンプーは化粧品にあたるため、医薬品医療機器等法(薬機法)により全成分の表示が義務づけられていますが、pHの数値を表示する義務はありません。

そのため、「弱酸性」と書かれていない製品でも、実際には弱酸性に調整されているケースがあります

成分表示の上位で見分ける

2つ目は、洗浄成分の種類から見分ける方法です。

成分表示の上位に「アミノ酸系」や「タウリン系」の洗浄成分が記載されている場合、弱酸性シャンプーである可能性が高いといえます。

逆に「石けん系」が上位なら、アルカリ性寄りと判断できます。

弱酸性シャンプーの選び方3つ

弱酸性シャンプーの選び方をご紹介します。

洗浄成分から選ぶ|アミノ酸系・タウリン系の違い

主な洗浄成分を整理すると、次のようになります。

洗浄成分の系統成分表示の例洗浄力の目安弱酸性シャンプーでの位置づけ
アミノ酸系ココイルグルタミン酸Na/ココイルグルタミン酸TEA/ラウロイルアスパラギン酸Na穏やか弱酸性の製品で中心に使われることが多い
タウリン系ココイルメチルタウリンNa/ココイルメチルタウリンタウリンNa穏やか〜中程度弱酸性で泡立ちを両立しやすい
ベタイン系コカミドプロピルベタイン/ラウラミドプロピルベタイン穏やかほかの成分と組み合わせて使われる
オレフィン系オレフィンC14-16スルホン酸Na中程度〜やや強い泡立ちと洗浄力を補う目的で、マイルドな成分と組み合わせて使われる
高級アルコール系ラウレス硫酸Na/ラウリル硫酸Na強い弱酸性に調整された製品もあるが洗浄力は強め
石けん系石ケン素地/カリ石ケン素地強い性質上アルカリ性に寄る

髪や頭皮の悩み別に選ぶ

弱酸性であることに加え、どんな成分が組み合わされているかで仕上がりは変わります

こんな状態なら重視したい成分向いているタイプ
頭皮の乾燥やかゆみ/髪の弾力が気になるアミノ酸系+ケラチン系穏やかに洗ってうるおいをたもつタイプ
髪が広がる/ゴワつく/湿気で扱いにくいタウリン系+ベタイン系+オイル系まとまりを整えるタイプ
髪が細くなった/ぺたんとしやすい/色が抜けやすい多種アミノ酸+ヘマチン年齢による髪の変化に着目したタイプ

続けやすさで選ぶ

シャンプーは毎日使うものだからこそ、洗っているときの心地よさや続けやすさが重要です。

そのため、泡立ちや香り、乾かしたあとの髪の質感も、ポイントになります。

まずは1本使い切るくらいの期間、続けて様子を見るのがおすすめです。

高価な製品を1本だけ試すよりも、価格や容量も確認し、無理なく続けられるものを選ぶほうが、長く続けやすいです。

悩み別に選べるENORE(エノア)の弱酸性シャンプー

美容室ENOREでは、髪や頭皮にやさしい洗浄成分と、髪をすこやかに整えるケラチン系成分を組み合わせて設計した、3種類のシャンプーをご用意しています。

ENORE(エノア)弱酸性シャンプー

こんな人におすすめ

  • 髪や頭皮への負担をおさえて洗いたい方
  • 乾燥しやすく、頭皮がデリケートな方

「洗ったあとに髪がきしむ」
「頭皮が乾燥してかゆくなる」

そんなお悩みをお持ちの方に、最初にご案内することが多いのがENORE(エノア)弱酸性シャンプーです。

アミノ酸系の洗浄成分をベースに、泡立ちを補うための洗浄成分も少量組み合わせ、洗い上がりのバランスを取っています

さらに、羽毛由来と羊毛由来の加水分解ケラチンを組み合わせており、洗いながら髪のうるおいをたもつ設計になっていることが特徴です。

まずは1本、いつものシャンプーと置き換えて試してみてはいかがでしょうか。

ENORE(エノア)ヘアシャンプーforフォルム

こんな人におすすめ

  • 髪の広がりやゴワつきをおさえたい方
  • 縮毛矯正をしている方

シャンプーはどれも大差ないと思っていませんか。

実際には、洗浄成分の組み合わせによって乾かしたあとのまとまり方は変わってきます。

ENORE(エノア)ヘアシャンプーforフォルムは、ココイルメチルタウリンタウリンNaとコカミドプロピルベタインを組み合わせ、穏やかさと泡立ちを両立させています。

そこにオイルケラチンとプロテクトケラチンを配合し、湿気の多い日でも扱いやすい状態をサポートします。

気になる方は、商品ページで成分や使用感を確認してみてください。

ENORE(エノア)エイジングケアシャンプー

こんな人におすすめ

  • 年齢による髪の変化が気になる方
  • カラーやパーマの色持ちを長くたもちたい方

年齢を重ねたことによる髪のお悩み、カラーの色持ち・パーマの持ちが気になる方に向いているのが、ENORE(エノア)エイジングケア(※年齢を重ねた髪にうるおいを与えること)シャンプーです。

こちらは13種のアミノ酸に加え、ヘマチンとルイボスエキスを配合しています。

洗浄成分にはタウリン系とベタイン系を採用し、穏やかに洗いながら弾力のある質感を目指せます。

髪の変化が気になり始めた方は、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。

弱酸性シャンプーを活かす洗い方

どんなに髪に合うシャンプーでも、洗い方次第で仕上がりは変わります。基本の流れを表でまとめました。

ステップポイント
予洗い38度前後のぬるま湯で2分ほど。
汚れの多くはここで落ち、泡立ちも変わる。
泡立てて洗う頭皮に直接つけず、手のひらで泡立ててから後頭部・サイド・トップの順になじませる。
こすらず、指の腹で頭皮を揉みほぐすように洗う。
すすぎ2分〜3分程度を目安に、ぬめりが残らないようしっかり流す。

より詳しい手順は、ENORE公式サイトの記事でくわしく解説しています。

シャンプーの正しい手順をくわしく見る

【FAQ】弱酸性シャンプーについてよくある質問

最後に、よくいただく質問にお答えします。

弱酸性シャンプーはドラッグストアで買える?

はい、購入できます。

市販品にも弱酸性に調整された製品は多くあります。

ただし前述のとおり、弱酸性でも洗浄成分が高級アルコール系の場合があるため、成分表示まで確認してみてください。

弱酸性シャンプーの一覧はどこで確認できる?

すべてを網羅した公的な一覧はありません。

pHの表示義務がなく、製品ごとに確認する必要があるためです。

この記事の一覧表を手元に置き、成分表示を確認してみてください。

弱酸性シャンプーは子どもにも使える?

穏やかな洗浄成分の製品であれば、幅広い年齢の方にお使いいただけます。

ただし製品ごとに対象年齢の記載がある場合は、そちらに従ってください。

サロンで扱う弱酸性シャンプーと市販品は何が違う?

洗浄成分や、髪内部にアプローチする成分に違いがあります。

市販品・サロン商品のどちらも、商品によって特徴はさまざまなので、髪質や髪の状態に合ったものを選ぶことが大切です。

わかりやすく言うと、市販は「価格と手軽さ」、サロン専売は「髪の状態に合わせた選びやすさ」が魅力です。

なお、ENOREのシャンプーは店舗と公式オンラインストアでのお取り扱いです。

ENOREアイテムはこちら

弱酸性シャンプーを使うと髪はきしまなくなる?

きしみの原因が、洗浄力の強さやアルカリ性への傾きにある場合は、弱酸性シャンプーへの変更でやわらぐことが期待できます。

ただし、大きく傷んだ髪は、シャンプーを変えるだけではきしみがやわらぎにくいことが多いです。

シャンプーだけで解決しようとせず、トリートメントの併用や、乾かす前のケアなども見直してみましょう。

ENOREオリジナルのケアメニューはこちら

まとめ

弱酸性シャンプーとは、髪や頭皮が本来もつpHに近づけて作られたシャンプーのことです。

洗浄力の強いシャンプーを使い続けると、髪や頭皮のpHバランスが崩れやすくなりますが、弱酸性シャンプーであれば、負担をおさえながら洗うことができます。

ただし、洗い上がりや向き・不向きは配合成分によって製品ごとに異なります。

そのため、「弱酸性」の表示だけで選ばず成分表示まで確認し、自分の髪質や頭皮の状態に合ったものを選ぶことが大切です。

まずは、今使っているシャンプーの裏面を確認してみましょう。

ENOREでは、髪や頭皮への負担をおさえたいベーシックタイプ、広がりやゴワつきが気になる方向けのタイプ、年齢による髪の変化にアプローチするタイプと、3種類の弱酸性シャンプーをご用意しています。

この記事を参考に、今の髪に合った1本を見つけてみてください。

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