こんにちは。弱酸性縮毛矯正が得意な美容院ENORE(エノア)表参道店店長榊原です。
「縮毛矯正とカラーは同じ日にできますか?」
このようなご相談をいただく事がとても多くあります。
美容室へ行く回数を減らしたい方や、一度で髪を綺麗に整えたい方にとって、同時施術ができるかどうかは気になるポイントですよね。
結論からいうと縮毛矯正とカラーは同時施術が可能な場合もあります。
ただし、すべての髪におすすめ出来るという訳ではありません。
髪質やダメージレベル、これまでの施術履歴によっては、別日に分けたほうが綺麗に仕上がるケースもあります。
無理に同時施術を行うと髪への負担が大きくなったり、思い通りのカラーにならなかったりする可能性もあるため、髪の状態をしっかり見極めることが大切です。
この記事では現役美容師の視点から
- 縮毛矯正とカラーは同時施術できるのか
- メリット、デメリット
- おすすめできるケース
- 実際のビフォーアフター
- 施術を成功させるポイント
まで詳しく解説します。
「同時施術をしたいけれど、自分の髪でも大丈夫かな?」
と悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください!

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目次
縮毛矯正とカラーは同時に出来る!

縮毛矯正とカラーの同時施術は可能です!
ただし、全ての美容院で対応出来るわけではありません。
「同時施術が出来る美容院」と「別日での施術を勧める美容院」があるため、その違いを知っておくことが大切です。
同時施術が出来る美容院と出来ない美容院の違い

一般的な縮毛矯正剤やカラー剤の多くは「アルカリ性」の薬剤が使用されています。
ですが、アルカリ性の縮毛矯正とアルカリカラーを同時に行うことは、髪に強い負担がかかってしまうので薬機法ではおすすめされていません。
そのため縮毛矯正とカラーの同時施術を行う場合、弱酸性の薬剤を使用し薬剤の組み合わせを工夫する必要があります。
しかし、弱酸性の縮毛矯正を取り扱っている美容院は全国的に見てもまだ多くありません。
技術力だけではなく、弱酸性の薬剤を取り扱っているかどうかも同時施術ができる美容院とできない美容院の大きな違いの一つといえます。
同時施術をお断りすることもあります。

弱酸性の薬剤を使用している美容院でも、全てのお客様に同時施術をおすすめ出来るわけではありません。
例えば
⚠️髪のダメージが大きい場合
⚠️ご希望のカラーが同時施術に適していない場合
⚠️髪の状態から別日に分けたほうがきれいに仕上がると判断した場合
この様なケースでは、髪への負担や仕上がりを優先し、別日での施術をご提案させていただくことがあります。
美容院によって方針が違う理由

また美容院によっても同時施術を積極的にお勧めする美容院と別日をお勧めする美容院があり方針がかなり変わってもきます。
それもそのはず。やはり同時施術にも別日施術にもそれぞれメリット・デメリットがあるからです。
はっきり言ってどちらが正しいとか間違っているとかはありません。
どちらもお客様のことを考えてのお店側の考えだからです。
ただこれだけ言いたいのは、ベストな選択肢はお客様ごとに大きく変わってくるということ。
言うなれば同じお客様でも、その時の髪のコンディションやご希望のヘアデザインによって適した選択肢が変化します。
なので、一番大切なのは「同時施術だけ」「別日施術だけ」にこだわるのではなく、
今お客様にとって一番合っている方法はどちらなのか?
を柔軟に判断していくことです。
ではここからは、どのような方が同時施術に向いているのか、また別日にしたほうが良いケースについて詳しく解説していきます。
縮毛矯正とカラーを同時にするメリット・デメリット
縮毛矯正とカラーの同時施術には多くのメリットがあります。
ですが、もちろんデメリットもあるため、事前に理解しておくことが大切になります!
まずはそれぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット

⭕️美容院へ行く回数を減らせる
同時施術なら一度の来店で縮毛矯正とカラーをまとめて行えます。何度も美容院へ足を運ぶ必要がないため、その分他の予定を入れやすくなり、忙しい方にもおすすめです。
⭕️時間や交通費を節約できる
来店回数が1回で済むため、移動時間や交通費を抑えられるのも大きなメリットです。「美容院へ行く時間をなかなか確保できない」という方にとっても、効率よくヘアメンテナンスが出来ます。
⭕️カラーの色落ちを抑えやすい
カラーをしてから間もない状態で縮毛矯正を行うと、薬剤の影響でカラーが褪色し少し明るくなってしまうことがあります。そのため、縮毛矯正とカラーを同時に行うことで、縮毛矯正による色落ちを考慮しながらカラーを仕上げられるというメリットがあります。
⭕️一度でヘアスタイルが完成する
くせ毛が綺麗に伸びカラーも整うため、一度の施術で理想のヘアスタイルに近づけます。仕上がりの変化を一度に実感できるため、満足度も高くなりやすいでしょう。
デメリット

❌髪への負担が大きくなりやすい
同時施術は1日に2つの薬剤施術を行うため、別日に分ける場合と比べると髪への負担は大きくなります。そのため、ダメージレベルによっては、髪の状態を優先して別日に施術をご提案することもあります。
❌再現できるカラーに制限がある
同時施術では暗くするカラー(トーンダウン)の方が再現しやすい傾向があります。ご希望のカラーによっては、同時施術では理想の仕上がりになりにくいケースもあるため、事前のカウンセリングが重要です。
❌施術時間が長くなる
カラーを同時に行うことで、縮毛矯正のみの場合よりも30分〜1時間ほど施術時間が長くなることが一般的です。髪の長さやカラーの内容によっては、それ以上かかる場合もあるため、時間に余裕を持って来店することをおすすめします。
このように縮毛矯正とカラーの同時施術にはメリット・デメリットの両方があります。
大切なのは、「同時施術が良い」「別日にしたほうが良い」と決めつけることではなく、現在の髪の状態や理想の仕上がりに合わせて選ぶことです。
髪質やダメージレベル、ご希望のカラーによって最適な施術方法は変わりますので、美容師と相談しながら、ご自身に合った方法を選びましょう。
それでは次にどのような方が同時施術に向いているのかを、実際のケースを交えながらご紹介します。
美容師がおすすめする同時施術ができるケース

縮毛矯正とカラーの同時施術は、すべての方におすすめ出来るわけではありません。
しかし髪の状態やご希望のカラーによっては、デメリットを感じにくく、一度の施術で満足度の高い仕上がりを目指せるケースもあります。
ここでは美容師目線で特に同時施術がおすすめできるケースをご紹介します。
① ダメージが少なく髪のコンディションが良い方
髪のダメージが少なく健康な状態を保てている方は、同時施術による負担を抑えやすいためおすすめです。
もちろん縮毛矯正とカラーはどちらも薬剤を使用する施術ですが、髪の状態に合わせて薬剤を選定し、ダメージに配慮しながら施術を行えば、ツヤのある綺麗な仕上がりが期待できます。
② トーンダウンやリタッチカラーをご希望の方
現在よりも髪色を暗くするトーンダウンや根元の伸びた部分だけを染めるリタッチカラーは、髪への負担を抑えやすく、同時施術との相性が良いメニューです。
一方で大幅なトーンアップをご希望の場合は、理想の色味を再現するために別日での施術をご提案することもあります。
③ いつも同じ髪色にしている方
毎回同じようなカラーを続けている方も同時施術がおすすめしやすいケースの1つです。
いつもの色味であれば発色をイメージしやすく薬剤の調整もしやすいため、比較的安定した仕上がりが期待できます。
ただし、ご希望のカラーや髪の状態によっては、同時施術よりも別日に分けたほうが理想の仕上がりになる場合もあります。
最終的にはお客様一人ひとりの髪質やダメージレベル、ご希望のヘアカラーを確認したうえで、最適な施術方法をご提案させていただきます。
実際のビフォーアフターをご紹介
ここからは実際に当店で縮毛矯正とカラーを同時施術したお客様の仕上がりをご紹介します!
ぜひ参考にご覧ください。
縮毛矯正1年ぶり。ハイライト履歴のあるお客様

Before
1年ぶりの縮毛矯正。クセは強くないものの、中間〜毛先にハイライト履歴が残っている状態。
After
ダメージが特に見られる部分はカット。ハイライト履歴があるものの、髪の状態は安定していた&クセがあまり強くない方なので今回は同時施術を行うことになりました。慎重にで根元を伸ばしたら、弱酸性カラーでダメージを最小限に抑えながら色を被せていきました。カーキベージュのお色で透明感と艶のある仕上がりになっています!
うねりとパサつきが気になる!艶髪になりたいお客様

Before
約半年ぶりの縮毛矯正。クセが強くゴワつきと毛先の乾燥ダメージによるパサつきが気になるということでした。特に毛先部分は表面のパヤパヤも切られる状態です。
After
根元のリタッチ部分は縮毛矯正、中間〜毛先のダメージが見られる部分は弱酸性酸熱トリートメントでまとまりのあるストレートにしていきました。艶を出しさらに美しく見せるために、今回は6トーンのくなってきます。またブラウンをチョイス。毛先のばらつきはカットで修正する事でまとまりの良い艶髪スタイルに。
以前から同時施術を行なっていたお客様

Before
約1年ぶりの縮毛矯正。しっかりとした髪質をお持ちで、以前からカラーと縮毛矯正の同時施術を行なっていたという事でした。
After
根元のクセは自然にしっかりと伸びるように薬剤のpHを調節。ダメージレスを叶えながらも、クセが伸びる様にこだわ離ました。カラーリングは今回、お客様の地毛の髪色に合わせて自然な黒髪にトーンダウン。しっかりと色素を入れたので、カラー頻度が低い方でも色落ちが出来るだけ気になりにくい様にしていきました。
縮毛矯正とメンテナンスカラーのお客様

Before
縮毛矯正は約1年ぶり、カラーは約2ヶ月ぶりという事で特に根元のプリンが気になるという事でした。クセは弱めですが、表面にパヤパヤ・フワフワとしたクセが出やすく艶が出にくい状態でした。
After
根元の地毛部分をカラーで明るくした後、髪が細く傷みやすい髪質でしたので薬剤設定を弱めに。アイロンで伸ばす時も潰さない様に繊細に熱を当て流ことで綺麗に伸ばす事ができました!ヘアカラーはそこまで色合いを変えたくないという事でしたので、メンテナンスカラーとして褪色した分の色素を弱酸性カラーで補給。大きなイメチェンをしたわけではないですが、カラーを整えクセを伸ばした事で、とても艶々しっとりとした美髪に仕上がりました。
ホームカラー履歴があるお客様

Before
約半年ぶりの縮毛矯正。白髪染めは3週間に1度ホームカラーで行っているというお客様。ホームカラーを始めてから髪のダメージとトップがペタッとなってしまうのがお悩みという事で、ホームカラーのためか色ムラも見られる状態でした。
After
カウンセリングを30分じっくりさせていただき、髪の履歴を慎重に把握。白髪染めと縮毛矯正をこれからも続けていきたいという事でしたので、まず「これからはホームカラーを止める」というお約束をしました。今回は弱酸性縮毛矯正で優しく自然なふんわり感を残しながら伸ばし、髪色は暗めをチョイスする事で髪が綺麗に見える様施術させていただきました。ホームカラー履歴のある方でも、髪の乾燥などがあまり見られない状態ですと、この方の様に同時施術を行えることもあります!
髪質やダメージレベルによっては同時施術が難しい場合もあります。当店では施術前にしっかりとカウンセリングを行い、一人ひとりに合った施術方法をご提案しています。
要注意!美容師が同時施術をおすすめしないケース

①ハイダメージ毛
すでにダメージが大きく蓄積している髪は、これ以上髪に負担をかけないことが最優先です。
同時施術を行うことで髪への負担が大きくなる可能性があるため、まずは縮毛矯正を行い、髪の状態を見ながら別日にもう一方の施術を行うことをおすすめしています。
②トーンアップ・明るめカラーをご希望の方
髪を明るくするカラーはトーンダウンと比べて髪への負担が大きくなりやすい施術です。
そのため縮毛矯正と同じ日に行うよりも、別日にカラーをすることで髪のコンディションを整えながら、より理想の色味を目指しやすくなります。
③ホームカラーやセルフ縮毛矯正履歴がある方
ホームカラーやセルフ縮毛矯正を繰り返している髪は見た目以上にダメージが進んでいることがあります。
薬剤の履歴も判断しにくいため、同時施術よりも慎重に施術を進められる別日施術の方が安心できるケースが多いです。
④ 縮毛矯正の失敗履歴がある方
過去に縮毛矯正によるビビリ毛やチリつきなどのダメージがある場合は、通常の髪よりも薬剤の影響を受けやすい状態です。
このような髪にさらに負担をかけると状態が悪化してしまう可能性もあります。
そのため、まずは髪の状態を優先し、必要に応じて別日に施術を分けながら慎重に進めることをおすすめします。
「同時施術ができるかどうか」は、一律で判断出来るものではありません。
髪質やダメージレベル、これまでの施術履歴、ご希望のカラーによって最適な方法は変わります。
そのため、無理に同時施術にこだわるのではなく、美容師と相談しながら今の髪に合った施術方法を選ぶことが、綺麗な仕上がりへの近道です!
別日にする場合、縮毛矯正とカラーはどっちが先?

縮毛矯正とカラーを別日に行う場合は「縮毛矯正 → カラー」の順番がおすすめです。
逆に、もし先にカラーをしてしまうと、せっかく綺麗に染めた髪色が縮毛矯正の影響で変化してしまう可能性があります。
なので、先に縮毛矯正を行ってからカラーをすれば、縮毛矯正による色落ちを考慮したうえでカラーの色味を調整できるため、より理想の仕上がりを目指しやすくなります。
どれくらい期間を空ければいい?
別日に施術する場合は、1〜2週間程度空けるのがおすすめです。
このくらい期間を空けると縮毛矯正後の髪の状態が落ち着き、カラーも安心して施術しやすくなります。
ただし!髪のダメージが大きい場合やブリーチ履歴がある場合は、さらに期間を空けたほうが良いケースもあります。
最適な施術時期は髪の状態によって異なるため、不安な方は担当の美容師に相談しながらスケジュールを決めると安心です。
同時施術で失敗しない為のポイント

縮毛矯正とカラーは同時施術が可能ですが全ての髪に適しているわけではありません。
髪の状態を正しく見極めずに施術を行うと、ダメージや仕上がりに影響が出る可能性があります。
満足のいく仕上がりにするためには、施術前に次のポイントを確認しておきましょう!
施術履歴を正確に伝える
過去の縮毛矯正やカラー・ブリーチ・ホームカラーの履歴は、薬剤選定をするうえで非常に重要な情報です。
「いつ頃施術したか」「セルフカラーをしたことがあるか」なども含めて、出来るだけ私たち美容師に教えていただけると嬉しいです。
ダメージレベルに合わせた施術をしてくれる美容室を選ぶ
美容院を選ぶ時は「弱酸性」の薬剤を取り扱っているかだけではなく、自分の髪の状態に合わせた施術を提案してくれるお店にお願いしましょう。
同時施術では髪の状態に合わせて薬剤や施術方法を調整することが大切。
髪質やダメージをしっかり見極めたうえで、「今日は同時施術ができるのか」「別日にしたほうが良いのか」を提案してくれる美容室なら、安心して任せられます!
無理に希望を優先しない
「どうしても今日すべて終わらせたい」と思うこともあるかもしれません。
しかし、髪の状態によっては別日に分けたほうが結果的に髪への負担を抑え、理想の仕上がりになることもあります。
髪を長く綺麗に保つためにも、美容師の提案を参考にしながら施術方法を決めるていくのがおすすめです。
よくある質問(Q&A)
Q. 縮毛矯正とカラーの同時施術をする時の手順はどんな流れですか?
ご希望のカラーや髪の状態によって多少前後することはありますが、基本的には以下の流れで施術を行います。
- カウンセリング
- 髪を濡らすorカラー(根元のトーンアップ)※必要な方のみ
- 縮毛矯正の1剤を塗布
- 薬剤を流す
- ドライ
- アイロン施術
- カラー剤を塗布(縮毛矯正の2剤の役割も兼ねます)
- 薬剤を流す
- ドライ・仕上げ
トリートメントなどの追加メニューをご希望の場合は、施術工程が一部変わることもあります。
詳しい流れについては、当日のカウンセリング時に担当美容師へお気軽にご相談ください。
Q. 同時施術をすると失敗しやすいですか?
髪の状態や施術履歴・ご希望のカラーをしっかり確認したうえで施術を行えば、同時施術だからといって特別失敗しやすくなるわけではありません。
ただし別日に施術する場合と比べると髪への負担は大きくなりやすいため、ダメージレベルによっては別日に分けたほうが綺麗に仕上がるケースもあります。
カウンセリングでは過去の縮毛矯正やカラー、ブリーチ、ホームカラーの履歴などをできるだけ詳しく伝えていただくことで、より適切な薬剤選定や施術方法をご提案できます。
Q. 同時施術をした場合の施術時間はどれくらいですか?
髪の長さやクセの強さ・ダメージレベル・ご希望のカラーによって施術時間は異なりますが、縮毛矯正とカラーを同時に行う場合は、3時間半〜4時間半程度で終わる方が多いです。
ただし、ロングヘアやクセが強い方、デザインカラーをご希望の場合はそれ以上時間がかかることもあります。
当日は美容院後の予定に余裕を持ってご来店いただき、気になる方はカウンセリング時におおよその施術時間を確認しておくと安心です。
まとめ

いかがでしたでしょうか?
縮毛矯正とカラーは同時施術が可能ですが全ての方におすすめ出来るわけではありません。
髪質やダメージレベル、これまでの施術履歴によっては同時施術が適している場合もありますし、別日に分けたほうが髪への負担を抑え、より綺麗な仕上がりになることもあります。
大切なのは、「同時施術ができるかどうか」ではなく
「今の髪の状態にとってどっちの施術方法が合っているのか」を見極めること!
エノアではお客様一人ひとりの髪の状態をしっかり確認したうえで、薬剤や施術方法をご提案しています。同時施術をご希望の場合も髪への負担をできる限り抑えながら、自然でツヤのある仕上がりを目指して施術を行っています。
「縮毛矯正とカラーを同じ日にしたい」「自分の髪でも同時施術できるのか相談したい」
という方は、ぜひお気軽にご相談ください。髪の状態に合わせて、最適な施術プランをご提案いたします。

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