縮毛矯正後のアイロンは毎日しても大丈夫?美容師が教える温度と使い方

こんにちは。弱酸性縮毛矯正が得意な美容院ENORE(エノア)銀座店店長遠藤です。

縮毛矯正をしたものの、寝癖を直したりスタイリングをしたりで「結局毎日アイロンを使っている」という方は意外と多いのではないでしょうか。

美容師としては出来れば毎日ではなく、必要な時だけ使っていただくのが理想…ではありますが

結論から言うと、毎日アイロンを使っても問題ありません。

ただし、縮毛矯正後の髪は施術によるダメージを受けているため熱の与え方によっては髪への負担が大きくなってしまいます。

例えば

  • パサつき
  • 広がり
  • 枝毛・切れ毛
  • ゴワつき

といった原因になることも。

だからこそ、アイロンを使う際は出来るだけ髪への負担を減らす使い方を意識することが大切です。

そこで、この記事では縮毛矯正後に毎日アイロンを使う方へ向けて、適切な温度や髪を傷めにくい使い方を詳しく解説します。

今日から実践できるポイントもご紹介していますので、ぜひ参考にして綺麗なストレートヘアを長く楽しみましょう。

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目次

縮毛矯正後にアイロンを使っても大丈夫?

基本的に縮毛矯正後もヘアアイロンは使用していただいて問題ありません

ただし、使い方やタイミングによっては髪への負担が大きくなるため、出来るだけダメージを抑えながら使用することが大切です。

施術当日〜数日は控えるのがおすすめ

縮毛矯正をかけた直後の髪は施術による負担を受けているため、普段よりもデリケートな状態です。

そのため施術直後に高温のヘアアイロンを使用すると、髪に余計な熱ダメージを与え、乾燥やパサつきの原因になることがあります。

急いでスタイリングをする必要がなければ、施術当日から数日程度はアイロンの使用を控え、髪を休ませるのがおすすです

ただしサロンによってアフターケアの案内は異なるため、施術を受けた美容師の指示がある場合はそちらを優先してください。

美容師が「控えてください」と伝える理由

縮毛矯正は施術が終わった瞬間にすべてが完了するわけではなく、施術後もしばらくは髪の内部で反応がゆったり続く時間があります。

現在の縮毛矯正は薬剤や技術が進化しているため「アイロンを使っただけでストレートが取れてしまう」ということはほとんどありません。

それでも美容師が施術当日のアイロンを控えていただくようお伝えするのは、ストレートが取れることを心配しているからではなく、髪への余計なダメージを防ぐためです。

縮毛矯正後の髪は熱の影響を受けやすいため、高温のアイロンを繰り返し使用すると、乾燥やパサつき、毛先のダメージに繋がる可能性があるんです。

縮毛矯正のアイロンは何度がベスト?

毎日アイロンを使う方が一番気になるのは「何℃で使えばいいの?」という温度設定ではないでしょうか。

縮毛矯正後の髪には140〜160℃程度の低めの温度がおすすめです。

ダメージ毛120〜140℃
軟毛・猫っ毛130〜160℃
カラー毛140〜160℃
健康毛160〜180℃
剛毛170〜180℃

※あくまでも目安です。

※180℃を設定する場合は健康毛や剛毛など限られたケースにおすすめです。縮毛矯正後の髪はできるだけ低めの温度から試し、必要以上に高温で使用しないようにしましょう。

髪の太さやダメージレベルによって適した温度は異なるため、迷った場合は担当美容師に相談すると安心です。

高温がNGな理由

180℃を超える高温でアイロンを使用すると、髪の内部のタンパク質が熱によって変性し、水分も一気に失われてしまいます。

その結果

  • パサつき
  • ゴワつき
  • 枝毛・切れ毛
  • ツヤの低下

などの原因になることがあります。さらに、熱ダメージを繰り返すとビビリ毛と呼ばれるチリチリとした状態になってしまう可能性もあります。

特に縮毛矯正後の髪は施術によって一度熱や薬剤の影響を受けているため、とてもデリケートな状態です。

そのため「早くスタイリングしたいから」と高温で一気に仕上げるのではなく、低めの温度で必要最低限の回数だけ通すことが、綺麗なストレートを長持ちさせるポイントです。

髪へのダメージを最小限に!アイロンの使い方

ここからは、縮毛矯正後の髪をできるだけ傷めずにアイロンを使うためのポイントを手順に沿ってご紹介します。

①完全に乾かしておく

アイロンは髪が完全に乾いた状態で使用しましょう。

濡れたままアイロンをあてると、髪の内部の水分が急激に蒸発しダメージの原因になってしまいます。

また寝起きで寝癖がついている場合は、無理にアイロンで伸ばそうとせず、一度根元から軽く濡らしてドライヤーでしっかり乾かし、寝癖をリセットしてからアイロンを使うのがおすすめです。

②熱保護剤をつける

アイロンを使う前は熱保護効果のある洗い流さないトリートメントやヘアミストをつけておきましょう。

熱によるダメージを軽減できるだけでなくツヤやまとまりのある仕上がりにも繋がります。

③ブラッシングで絡みをとる

髪が絡んだままアイロンを使用すると引っかかって切れ毛の原因になることがあります。

また、アイロンがスムーズに滑らず同じ場所に熱が当たり続けてしまう原因になる事も。

アイロンを使う前にブラッシングをして髪の流れを整えておきましょう。

④1度軽く滑らせる

毛束を取ったら、いきなりしっかり挟むのではなく、一度軽く髪の表面を滑らせるようにアイロンを通します。

こうすることで髪表面が整い、その後のアイロンが均一に入りやすくなるため、ツヤのあるきれいな仕上がりにつながります。

⑤1度でしっかり仕上げる

髪表面を整えたら本格的にアイロンを当てていきます。

何度も同じ場所を往復するのではなく一度で仕上げることを意識するのがポイントです。

同じ場所に熱をあてる時間は3〜5秒程度を目安にしましょう。

また、ストレートアイロンを使う際は次の2点も意識してみてください。

  • プレス圧をかけすぎない
  • 毛束をしっかり張った状態でゆっくり滑らせる

※毛束がたるんだ状態でアイロンを通すと均一に熱が伝わらず綺麗なストレートになりにくくなります。

④と⑤を1つの毛束ごとに繰り返しながら、全体を仕上げていきましょう。

⑥髪が冷えるまで待つ

アイロンを通した直後の髪は熱によって形が変わりやすい状態です。

すぐに髪を触ったりブラッシングしたりせず、熱が冷めるまで少し待つことで整えた形が安定しやすくなります。

⑦ヘアオイルやスタイリング剤で仕上げる

髪が冷えたらヘアオイルやスタイリング剤で仕上げましょう。

乾燥を防ぎツヤやまとまりを長時間キープしやすくなります。

ストレートスタイルをしっかりキープしたい方は最後にヘアスプレーを軽く吹きかけるのもおすすめです。

🔻おすすめのヘアオイル&スタイリング剤

縮毛矯正後の髪は乾燥しやすいため、保湿が得意で乾燥から髪を守る成分が配合されたヘアオイルやスタイリング剤を選ぶのがおすすめです。

髪質や仕上がりの好みに合わせて自分に合ったアイテムを取り入れてみましょう!

こんな時だけアイロンを使えばOK!

縮毛矯正をかけたからといって毎日ヘアアイロンを使う必要はありません。

むしろ必要以上に高温の熱を加え続けると、髪の乾燥やダメージに繋がってしまうことがあります。

アイロンは毎日の必須アイテムではなく髪の状態に合わせて必要な時だけ使うことが大切。

ここでは縮毛矯正後にアイロンを使うと効果的なケースをご紹介します。

前髪や顔まわり・表面のうねりが気になる

縮毛矯正をかけて時間が経つと、新しく伸びてきた根元のクセによって前髪や顔まわり・表面のうねりだけが気になることがあります。

このような場合は全体にアイロンを通す必要はありません。

気になる部分だけを低温で軽く整えれば十分です。

前髪や顔まわりは髪が細く熱の影響を受けやすい部分です。高温で何度も挟むのではなく、一度ゆっくり通すことを意識しましょう。

毛先に動きや丸みをつけてスタイリングしたい

縮毛矯正をかけると乾かすだけでもまとまりやすい髪になります。

しかし、その日の気分やヘアスタイルに合わせて毛先に自然な丸みや動きをつけたい時は、アイロンを使うのがおすすめです。

特に前髪の毛先に丸みをつけるスタイリングは毎日行う方も多いですが、高温で何度も熱を加えるのではなく、できるだけ低めの温度で必要最低限の回数だけ通すようにしましょう。

髪への負担を抑えながらスタイリングすることで、縮毛矯正後の綺麗なツヤやまとまりを長く保ちやすくなります。

縮毛矯正後にアイロンしても根本的に解決しないケース

ヘアアイロンは一時的に髪を整えることはできますが、原因によっては根本的な解決にはなりません。

ここではアイロンだけでは改善しにくいケースをご紹介します。

根元のくせ毛が伸びてきた

縮毛矯正は新しく生えてくる髪を真っ直ぐにする効果がありません。

そのため根元はくせ毛が生えてきますから、次回の縮毛矯正までの間にアイロンで一時的に整えるのは有効です。

ただし、毎日のように高温でアイロンを使い続けると、熱ダメージが蓄積し次回の縮毛矯正で髪への負担が大きくなる可能性があります。

毎日アイロンが必要な状態であれば、縮毛矯正をかけるタイミングを見直したり、ヘアスタイルを調整したり、髪を結んでカバーしたりするなど別の方法も取り入れてみましょう。

クセが十分に伸びていない

施術後も毎回同じ場所だけうねってしまう場合はクセが十分に伸びていない可能性があります。

特に施術後数日以内から症状が気になる場合は、毎日アイロンで伸ばし続けるよりも早めに施術を受けた美容院へ相談することをおすすめします。

ダメージでまとまらない

髪のダメージが原因で広がったりまとまらなかったりする場合は、アイロンを使うほど熱ダメージが蓄積し、さらに扱いにくくなってしまうことがあります。

そのような場合はアイロンで無理に整えるよりも、サロントリートメントや毎日のホームケアを見直し、髪のコンディションを整えることが大切です。

湿気でダメージ部分が広がる

湿気によって髪表面が広がるケースは朝アイロンをしても時間が経つと崩れてしまうことがあります。

特に毛先や中間のダメージが原因で広がっている場合は、アイロンで無理に抑えようとするよりも、サロントリートメントや保湿力の高いホームケアで髪のコンディションを整えるほうが効果的です。

一方で、根元のくせが原因で広がっている場合はトリートメントだけでは改善できません。その場合は縮毛矯正のメンテナンス時期を美容師に相談してみましょう。

毛先だけ外ハネする

毛先だけがはねる場合は、肩に当たる長さやつむじ・生えグセ・縮毛矯正の仕上がりなど様々な原因が考えられます。
アイロンで整えることで改善する場合もありますが、原因によってはカットや縮毛矯正の調整が必要になることもあります。

カットが原因でまとまらない

レイヤーの入れ方や毛量調整などカットが原因でまとまりにくくなっているケースもあります。

この場合はアイロンで整えても根本的な解決にはならないため、必要に応じてメンテナンスカットを行うことで改善することがあります。

寝癖がついてしまった

寝癖がついた場合は、毛先だけは寝ている様に見えても根元から直してあげないと上手く直りません。そのためアイロンで治そうとするよりも、髪をしっかり根元から濡らしドライヤーで乾かしてあげたほうが綺麗に直ります。

こんな状態なら美容院への相談がおすすめ

ここまでお話ししてきたようにアイロンは髪を一時的に整えることはできますが、すべての悩みを解決できるわけではありません。

特に

  • 毎日アイロンをしないとまとまらない
  • 根元のくせが伸びてきて、うねりが気になる
  • 毛先がチリチリ・パサパサになっている
  • ビビリ毛になってしまった

このような状態は、ご自分で改善するのが難しいケースも多くあります。

無理にアイロンだけで何とかしようとすると、熱ダメージが蓄積し、今後の縮毛矯正にも影響が出てしまうことがあります。

そのため「なかなか改善しない」「どう対処したらいいか分からない」と感じたら、一人で悩まず美容師に相談してみてください。

髪の状態を見極めながら、縮毛矯正のかけ直しやトリートメント、カットなど、その時の髪に合った方法をご提案させていただきます。

些細なお悩みでも構いませんので、お気軽に私たち美容師を頼っていただけたら嬉しいです。

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アイロンに頼りすぎないためのホームケア

縮毛矯正後の髪を綺麗に保つためには、アイロンだけに頼るのではなく毎日のホームケアも大切です。

特に意識したいのは次の3つ!

  • 髪はしっかり乾かしてから寝る
  • 保湿力のある洗い流さないトリートメントを使う
  • 縮毛矯正後に合ったシャンプーを選ぶ

毎日のケアを見直すだけでも髪のまとまりやツヤは変わってきます。

結果的にアイロンを使う回数も減らしやすくなりますよ。

🔻詳しいホームケアのやり方についてはこちら

よくある質問(Q&A)

Q「縮毛矯正とアイロンどっちが傷む?」

髪の状態や縮毛矯正の施術内容、アイロンを使う頻度によって変わるため、一概には言えません。

ただし毎日のようにヘアアイロンを使用している場合は、髪質に合った縮毛矯正をかけたほうが、結果的にダメージを減らせるケースが多くあります。

最近は薬剤や施術技術も進化しており、髪への負担を抑えながら縮毛矯正をかけられるようになってきました。

髪質やダメージレベルによって最適な方法は異なるため迷ったときは一度美容師に相談するのがおすすめです。

Q「アイロンなしでもまとまる方法はありますか?」

基本的に縮毛矯正が綺麗にかかっていれば、髪を乾かすだけでもまとまりやすくなります。

それでもまとまらない場合は

  • 縮毛矯正から時間が経ち、根元のくせが伸びている
  • カットのバランスが合っていない
  • 縮毛矯正でくせが十分に伸びていない
  • ダメージによって広がりやうねりが出ている

など、さまざまな原因が考えられます。

原因によって対処法は異なるため、毎日アイロンが必要な状態であれば一度美容師に相談して原因を確認してもらいましょう。

Q「縮毛矯正をしたらアイロンは不要になりますか?」

基本的には乾かすだけでまとまりやすくなるため毎日アイロンを使わなくなる方がほとんどです。

一方で

  • 毛先に自然な丸みをつけたい
  • カールスタイルを楽しみたい
  • 前髪だけ軽く整えたい

といったスタイリング目的でアイロンを使うことはあります。

毎日の必須アイテムというよりも、必要なときだけ上手に活用するイメージがおすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

縮毛矯正後も温度や使い方に気をつければ、毎日アイロンを使っていただいても問題ありません

ただし、縮毛矯正後の髪は薬剤や熱の影響を受けているため、とてもデリケートな状態です。

目に見えるダメージがなくても毎日のアイロンは少しずつ髪への負担になります。

そのため、スタイリングや気になる部分を整えたい時だけアイロンを活用し、必要以上に熱を加えないことが、綺麗なストレートを長持ちさせるポイントです

もし毎日アイロンをしないとまとまらない場合は、髪のダメージや縮毛矯正のタイミングなど別の原因が隠れている可能性もあります。

無理にアイロンだけで対処せず、ぜひ一度美容師に相談してみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

アイロンを上手に活用しながら、ツヤのある綺麗なストレートヘアを長く楽しんでいきましょう!

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