こんにちは!髪質改善が得意な美容室ENORE(エノア)代表の田口です。
「トリートメントを変えても、毛先のパサつきが落ち着かない」
「サロン帰りの手ざわりが数日でなくなってしまう」
「弱酸性が良いと聞いたけれど、何がどう違うのかわからない」
そんなお声をサロンでもよくいただきます。
髪を綺麗にたもちたい方には、髪本来のpHに近い「弱酸性」のトリートメントを選ぶことをおすすめします。
髪はもともと弱酸性で、その状態から離れるほど手ざわりが悪くなり、扱いにくくなるからです。
健やかな髪をたもつためにも、弱酸性のヘアケアを行うことが大切です。
この記事では、弱酸性トリートメントの特徴や似た施術との違い、選び方に加え、おすすめの弱酸性トリートメントを紹介します。
この記事を読み終えるころには、パッケージの表記と成分表を見るだけで、自分の髪に合う弱酸性トリートメントを選べるようになります

目次
弱酸性トリートメントとは?普通のトリートメントとの違い
まずは弱酸性トリートメントがどのようなものか、確認しておきましょう。
髪はもともと「弱酸性」
健康な髪と頭皮は、pH4.5〜5.5前後の弱酸性にたもたれています。

弱酸性トリートメントとは、髪本来のpHに近い状態に整えることを目的につくられたヘアケア製品のことです。
肌のケアで弱酸性が意識されるのと同じように、髪でもpHは無視できない要素です。
アルカリに傾いた髪に起きること
多くのヘアカラーやパーマの薬剤は、髪を膨らませて薬剤を入れるためにアルカリ性に寄っています。
髪がアルカリに傾くと、表面のキューティクルが必要以上に開いた状態になります。

そうすると、内部のうるおいや、髪を形づくるタンパク質が流れ出して、パサついたり、絡まりやすくなったりすることも。
しかも、アルカリに傾いた状態は、施術が終わったあとも自然にはすぐ戻りません。
だからこそ、日々のケアで弱酸性に近づけてあげることが大切です。
一般的なトリートメントとの違い
多くのトリートメントの役割は、表面のコーティングによる手ざわり改善にありますが、弱酸性トリートメントは、髪本来のpH域に近づけて整えることを設計の起点に置いています。
表面の手ざわりだけでなく、髪の状態そのものを整えたい方に向いています。
弱酸性トリートメントと「酸熱トリートメント」「酸性ストレート」の違い
弱酸性トリートメントと混同されやすいのが、「酸熱トリートメント」「酸性ストレート」です。
それぞれどのような違いがあるのか紹介します。
酸熱トリートメントとの違い

酸熱トリートメントは、酸性の薬剤とアイロンの熱を組み合わせて髪を整えるサロンメニューです。
自宅で使うトリートメントとは、そもそも工程がまったく異なります。
熱を使うため仕上がりの変化は大きい一方、施術者の技術や髪の状態によって結果が左右されやすい面もあります。
酸性ストレート(縮毛矯正)との違い

酸性ストレートは、酸性領域の薬剤でクセを伸ばすことを目的とした縮毛矯正です。
「クセを伸ばす施術」であり、日々のケア用品とは目的そのものが違います。
自宅用の弱酸性トリートメントの位置づけ
自宅で使う弱酸性トリートメントは、サロンでつくった状態を日々たもつためのケアです。
施術のように大きく変えるものではなく、良い状態が続くよう支える役割になります。
サロンメニューと自宅ケアは、対立するものではなく組み合わせて使うものです。
| 項目 | 弱酸性トリートメント | 酸熱トリートメント | 酸性ストレート |
| 主な目的 | 日々の手ざわりをたもつ | 質感を整える | クセを伸ばす |
| 行う場所 | 自宅 | 美容室 | 美容室 |
| クセへの働き | 伸ばす目的ではない | クセを伸ばす施術ではない(広がりが落ち着くことはある) | 伸ばせる |
| 頻度の目安 | 毎日〜週数回 | 1~2か月に1回(サロンによって異なる) | 数か月に1回 |
弱酸性トリートメントの効果|期待できる変化
弱酸性トリートメントに期待できることを紹介します。
手ざわりとツヤの変化

弱酸性トリートメントを使用すると、指通りと乾かしたあとのまとまりを感じやすいです。
髪の表面が整うと光がきれいに反射するため、ツヤも出やすくなります。
「朝のスタイリングにかかる時間が短くなった」「ドライヤーで乾かしたときに、毛先が広がりにくくなった」と感じる方も多いです。
続けて使うことで感じられる変化

弱酸性トリートメントは、一度で劇的に変わるタイプの製品ではありません。
くり返し使うなかで、髪が落ち着いた状態をたもちやすくなっていく性質のものです。
だからこそ、続けやすい価格と使い心地の製品を選ぶことが大切になります。
数日の使用で判断せず、まずはひと月ほど続けてみることをおすすめします。
弱酸性トリートメントのデメリット・注意点
あらかじめ、弱酸性トリートメントの注意点を把握しておきましょう。
クセそのものは伸びない

自宅用の弱酸性トリートメントで、クセが伸びることはありません。
広がりが落ち着いて扱いやすくなることはありますが、クセを伸ばしたい場合は縮毛矯正が必要です。
ここを取り違えると「効果がなかった」と感じてしまうかもしれません。
傷んだ髪が元どおりになるわけではない

一度傷んだ髪は、髪自身の力で元に戻ることはありません。
トリートメントができるのは、傷んだ部分を補ってなめらかに整えることです。
「これ以上傷ませない」「今の状態をきれいにたもつ」という目的で使います。
期待値をここに置いておくと、選んだ製品に対する満足度も変わってきます。
「弱酸性」表記がない商品もある

弱酸性をうたっていても、pHの数値まで公開している製品は多くありません。
また「アミノ酸系」と「弱酸性」は近い文脈で語られますが、まったく同じ意味ではありません。
表記だけで判断せず、次に紹介する基準もあわせて確認してみてください。
失敗しない弱酸性トリートメントの選び方
ここでは、弱酸性トリートメントの選び方を紹介します。
pH(弱酸性)表記で選ぶ

まずは商品ページやパッケージに「弱酸性」や「pH」の記載があるかを見てみましょう。
数値まで書かれている製品は、設計の考え方を公開しているので安心できるでしょう。
記載がない場合は、成分表示とあわせて総合的に見るのがおすすめです。
髪を整える成分で選ぶ

髪はタンパク質でできているため、タンパク質由来の成分と相性が良いです。
加水分解ケラチンや加水分解コラーゲン、加水分解シルクなどは、傷んだ部分を補ってなめらかに整える働きが期待できる成分です。
成分表は配合量の多い順に並んでいるため、前半にこうした成分があるかを確認してみてください。(※1%以下の成分は順不同で記載されるため、あくまで目安です。)
逆に、油分やシリコンばかりが上位に並んでいる製品は、手ざわり重視の設計だと考えられます。
市販品とサロン専売品を比べて選ぶ

ドラッグストアの製品は手に取りやすく、価格も抑えられているのが良いところです。
一方でサロン専売品は、傷んだ髪を前提に設計されているものが多く、成分の配合にも幅があります。
ヘアカラーや縮毛矯正、パーマをくり返している髪であれば、サロン専売品のほうが満足しやすい傾向があります。
どちらが正解ということはなく、髪の状態と予算に合わせて選んでいただくのがいちばんです。
悩み別に選ぶ
自分の髪の悩みから逆算すると、選ぶべきタイプが絞り込めます。
| あなたの悩み | 重視したいポイント |
| 毛先の乾燥・パサつき | うるおいを与える成分 |
| 広がって朝まとまらない | まとまりを助ける処方 |
| 絡まりやすい・引っかかる | タンパク質由来の成分 |
| 髪が長く毛先が気になる | 毛先まで行きわたる伸びの良さ |
▼買う前のチェックリストもご覧ください。
- 「弱酸性」または「pH」の表記があるか
- タンパク質由来の成分が配合されているか
- 自分の悩みに合ったタイプか
- 続けられる価格帯か
毛先の乾燥や広がりが気になる方に「ENORE 弱酸性トリートメント」

「毎朝広がって、髪がまとまらない」というお声は、サロンでもとくに多くいただきます。
そうした毛先の悩みに向き合って設計したのが「ENORE 弱酸性トリートメント」です。

ENORE 弱酸性トリートメントは、髪を弱酸性に近い状態へ整えながら、うるおいを与えることを前提に処方しています。
加水分解コラーゲン、加水分解ケラチン、ヒドロキシプロピル加水分解シルクといったタンパク質由来の成分に加え、髪をなめらかに整えるPGプロピルメチルシランジオールを配合しました。
こんな人におすすめ
- 毛先の乾燥や傷みがかなり気になる方
- 広がりやすく、朝まとまらないと感じる方
- 髪が長く、毛先の質感をたもちたい方
洗い上がりはしっとりしながらも重くなりすぎないので、毛先の乾燥が気になる長い髪にもなじみます。
手触りはツルツルで、軽やかにまとまります。
毛先の乾燥やまとまりにくさが気になる方、髪を弱酸性の健やかな状態にたもちたい方は、ぜひお試しください。
効果を感じやすくする弱酸性トリートメントの使い方
弱酸性トリートメントの効果をしっかり得るためにも、正しい使い方を把握しておきましょう。
洗う前の準備とシャンプー

お風呂に入る前に、目が粗く弾力のあるブラシで髪をとかしておきましょう。
絡まりやほこりが先に取れるので、そのあとの工程が楽になります。
シャワーの温度は38度前後のぬるま湯が目安です。
シャンプーをつける前に2分ほどしっかりすすぐだけでも、汚れはかなり落ちます。
シャンプーは頭皮に直接つけず、手のひらで軽く泡立ててから、襟足や中間から毛先に向けてなじませてください。
洗うときはゴシゴシこすらず、頭皮をもみ上げるように動かします。
つける順番と量

シャンプー後のすすぎも、2分ほどを目安にしっかり行いましょう。
トリートメントは適量を手に取り、手のひらで伸ばしてから、毛先→中間→内側→前髪の順につけていきます。
頭皮やトップにつけすぎないことがポイントです。
そのあと目の粗いコームでやさしくとかすと、全体に均一になじみます。
流し方と乾かし方

トリートメントを流すときは、ぬめりが取れる程度で構いません。
シャンプーのように長時間流さなくても大丈夫です。
タオルドライは、こすらずやさしく水分を取りましょう。
そのあと洗い流さないトリートメントをつけ、すぐにドライヤーで乾かします。
濡れたまま放置すると髪が傷みやすくなるので、ここは急いでください。
弱酸性トリートメントのよくある質問
ここでは、サロンでよく聞かれる弱酸性トリートメントの質問にお答えします。
市販の弱酸性トリートメントでも良さを感じられますか?

軽い乾燥が気になる程度であれば、市販品でも十分に手ざわりの変化を感じられます。
ただし、ヘアカラーや縮毛矯正、パーマをくり返している髪は、ダメージしていることが多いため、サロン専売品のほうが満足しやすい傾向があります。
市販品を選ぶ場合も、成分表示を見て選べば失敗しにくいです。
美容院の施術と併用しても良いですか?

併用可能です。
むしろサロンで整えた状態をたもつうえで、自宅での弱酸性ケアは相性の良い組み合わせになります。
ヘアカラーやストレートの直後でも使えますか?

施術直後の髪はアルカリに傾いていることが多いため、弱酸性のケアはとくに向いています。
ただし、ヘアカラーやストレート(縮毛矯正)、パーマをした当日はシャンプーやトリートメントを避けたほうが良いため、翌日以降に使用するのがベストです。
まとめ

弱酸性トリートメントは、髪本来のpHに近い状態へ整えることを目的としたヘアケアです。
クセを伸ばしたり、傷んだ髪を元どおりにしたりするものではありませんが、今の状態をきれいにたもつうえでは欠かせないアイテムです。
選ぶときは、弱酸性の表記・タンパク質由来の成分・自分の悩みに合っているかの3つを見てみてください。
ENOREでは、オリジナルで開発した「弱酸性トリートメント」をご用意しています。
髪本来のpHに近い弱酸性で、やさしくケアができるため健やかな髪をたもてます。
ぜひ弱酸性トリートメントで美髪を作りましょう。
