「縮毛矯正後のパーマはできる?」本当に知るべき判断基準を美容師が解説

こんにちは。弱酸性縮毛矯正が得意な美容院ENORE(エノア)銀座店店長遠藤です。

縮毛矯正で憧れのストレートヘアを手に入れたものの、時間が経つと「少し雰囲気を変えたい」と感じる方も多いのではないでしょうか。

  • ストレートヘアに飽きてきた
  • 毛先だけ自然な動きが欲しい
  • SNSで見るようなヘアスタイルにできるの?

このようなお悩みをよくご相談いただきます。

しかし正直にお伝えすると、縮毛矯正した髪は誰でもパーマをかけられるわけではありません。髪の状態によっては希望のスタイルが難しい場合もありますし、無理に施術をすると深刻なダメージに繋がることもあります。

そこで今回は

  • 縮毛矯正後のパーマが難しい理由
  • 期間より大切な「髪の状態」
  • 美容師がパーマをかけられるか判断する5つのポイント
  • 本当にパーマだけで再現できる?おすすめのヘアスタイル
  • 実例紹介
  • パーマで失敗しないためのポイント
  • よくある質問(Q&A)

について、美容師目線で分かりやすく解説します。

「自分の髪でもパーマをかけられるの?」「どんなスタイルなら再現しやすいの?」といった疑問や判断基準まで詳しくご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

結論|縮毛矯正をしてもパーマは出来る

結論から言うと縮毛矯正をした髪でもパーマをかけることは可能です。

ただし誰でもできるわけではありません。

「3〜6か月空ければ大丈夫」と言われることが多いですが、実際は期間だけで判断できるものではなく

髪の状態が最も重要です。

ダメージや施術履歴によっては半年以上経っていてもおすすめできない場合がある一方で、髪の状態によっては比較的早いタイミングでも施術できるケースがあります。

縮毛矯正後のパーマが難しい理由

縮毛矯正は髪の内部の結合を組み替え、アイロンの熱を使って真っ直ぐな状態に固定する施術です。

一方、パーマは髪にカールをつけて形を変える施術になります。

つまり、一度真っ直ぐに固定した髪を再び曲げる必要があるため、縮毛矯正をしていない髪に比べて難易度が高くなります。

縮毛矯正した髪には「デジタルパーマ」が基本

縮毛矯正後にパーマをかける場合は、基本的にデジタルパーマを選択します!

なぜかと言うと「縮毛矯正もデジタルパーマも熱の力を利用して髪の形を作る施術」だからです。

一般的なコールドパーマは薬剤だけでカールをつける施術で、濡れている時に最もカールが強く出るという特徴があります。しかし乾くとカールが弱くなるため、一度熱で真っ直ぐに固定された縮毛矯正毛では、乾かした時にほとんどカールが残りません。

そのため縮毛矯正した髪にコールドパーマは適していないんですね。

ただし、デジタルパーマだからといって誰でも施術出来る訳ではありません。髪の状態によって仕上がりやダメージのリスクは大きく変わるため、次は美容師が実際に確認している判断ポイントをご紹介していきます。

期間より大切なのは「髪の状態」

「縮毛矯正をかけてから3〜6か月空ければ必ずパーマができる!」

と思われがちですが、実際は期間だけで判断できません。

美容師が最も重視しているのは

どれくらい縮毛矯正から期間が空いたかではなく『現在の髪の状態』です。

どれだけ期間が空いていてもダメージが大きかったり髪の体力が残っていなかったりする場合は、パーマをおすすめ出来ません

その一方で期間がそれほど空いていなくても、髪の状態が良ければ施術できるケースもあります。

つまり縮毛矯正後のパーマで大切なのは「何か月経ったか」ではなく「今の髪がパーマに耐えられる状態かどうか」です。

では美容師はどんなポイントを見て「パーマができる・できない」を判断しているのでしょうか。

その5つのポイントを次はご紹介します。

美容師がパーマをかけられるか判断する5つのポイント

では実際に縮毛矯正した髪にパーマをかけられるかどうかは、どのように判断しているのでしょうか。

美容師は主に5つのポイントを確認しています。

  • ダメージレベル・ダメージの出方
  • ブリーチやホームカラーなどの施術履歴
  • 毛先の体力
  • 日頃のアイロン使用状況
  • 縮毛矯正のかかり具合

これらを髪が乾いた状態・濡れた状態の両方で確認しながら、お客様へのカウンセリング内容も含めて総合的に判断しています。

✅ダメージレベルや、ダメージの出方

髪がどれくらいダメージしているかは、最も重要な判断ポイントです。

縮毛矯正だけでも髪には負担がかかっているため、ここを見誤ると大きな失敗につながる可能性があります。

例えば、髪を濡らした時にゴムのように伸びたり少し引っ張るだけで切れてしまうような状態であれば、パーマをおすすめすることはできません。

✅ブリーチやホームカラーなどの施術履歴

ブリーチやホームカラーは髪への負担が大きく、薬剤の反応も予測しにくくなります。

そのため、ブリーチ歴やセルフカラーの有無・カラーを繰り返しているかなど、これまでの施術履歴も必ず確認します。

✅毛先の体力

パーマを綺麗にかけるには、毛先に十分な体力が残っていることが大切です。

縮毛矯正した髪はそれだけでもカールが付きにくく、取れやすい状態になっています。

そのため、毛先の状態を見ながら希望するパーマスタイルを無理なく再現できるかを判断しています。

✅日頃のアイロン使用状況

毎日高温のヘアアイロンを使用している髪は熱によるダメージが少しずつ蓄積しています。

縮毛矯正による熱ダメージに加えて毎日のアイロンの影響も受けているため、普段のお手入れ方法も大切な判断材料になります。ダメージも蓄積しているほどパーマも難しくなってきます。

✅縮毛矯正のかかり具合

縮毛矯正の仕上がりによってもパーマのかかりやすさは大きく変わります。

自然で柔らかい質感に仕上がっている髪であれば比較的カールを付けやすいですが、針金のように真っすぐ固定されている髪はパーマでカールを付けるのが非常に難しくなります。

また、同じ美容室で縮毛矯正をしている場合は使用した薬剤や施術内容まで把握できるため、より正確に判断することができます。

ただし!これら5つの条件をすべて満たしていても、希望するヘアスタイルによってはおすすめ出来ないケースがあります。

つまり「パーマがかけられること」と「希望するヘアスタイルを再現できること」は必ずしも同じではありません。

では、実際にどんなヘアスタイルなら再現しやすいのでしょうか?

「本当にパーマだけで再現できる?」縮毛矯正後におすすめヘアスタイル比較

縮毛矯正した髪にパーマをかけるなら、一番気になるのは「どんなヘアスタイルができるのか?」ではないでしょうか。

SNSや美容室のスタイル写真を見ると、さまざまなデザインが紹介されています。しかし実際には、パーマだけで再現できるスタイルと、コテやストレートアイロンで仕上げているスタイルが混在しています。

一般の方がその違いを見分けるのは難しいため「思っていた仕上がりと違った」と感じてしまうケースも少なくありません。

そこで今回は、美容師目線で「本当にパーマだけで再現できるのか?」を正直に解説していきます。

ヘアスタイルパーマだけコテ・アイロン仕上げおすすめ度
🥇ナチュラル内巻き★★★★★
🥈毛先ワンカール⚪︎★★★★☆
韓国風くびれヘア★★★☆☆
レイヤーミディアム★★★☆☆
ゆるウェーブ★★☆☆☆
波巻き・スパイラル×★☆☆☆☆

※おすすめ度は「再現性」「髪への負担」「自宅でのスタイリングのしやすさ」を総合的に評価しています。

🥇ナチュラル内巻き

✅パーマだけで再現できる?
→出来ます。

✅理由
縮毛矯正後にパーマをかけるなら一番おすすめなのがナチュラルな内巻きです。

強いカールではなく自然な丸みを付けるデザインなので、パーマだけでも比較的再現しやすく毎日のスタイリングも簡単です。

ただし、肩に当たる長さやボブスタイルは毛先が外ハネになりやすいため、髪の長さやカットとのバランスも考慮しながらパーマをかけるかどうかは美容師さんと相談して決めましょう。

🥈毛先ワンカール

✅パーマだけで再現できる?
→できる可能性は高いですが、思ったよりカール感が弱くなることもあります。

✅理由
ワンカールも比較的再現しやすいヘアスタイルですが、仕上がりは髪の体力に大きく左右されます。

縮毛矯正した髪はカールが付きにくく思ったほど丸みが出ないケースも少なくありません。

そのためパーマだけではカール感が物足りない場合は、ストレートアイロンで軽く丸みを付けて仕上げることも視野に入れておくと安心です。

また、ボブのワンカールやちょうど肩に当たるミディアムヘアは、毛先が外ハネになりやすいこともあるため、パーマをかけずにストレートアイロンだけで仕上げた方が扱いやすい場合もあります。

韓国風くびれヘア

✅パーマだけで再現できる?
→正直かなり厳しいです。

✅理由
韓国風くびれヘアは顔まわりの毛流れや毛先の外ハネ・くびれのシルエットなど、見た目以上に動きの多いヘアスタイルです。

そのためパーマだけで同じような仕上がりを再現するのは難しく、無理にカールを付けようとすると髪への負担も大きくなります。

✅美容師からのおすすめ

  • 全体をコテ・ストレートアイロンで仕上げる
  • 前髪だけパーマ+コテ・ストレートアイロン

レイヤーミディアム

✅パーマだけで再現できる?
→あまりおすすめ出来ません。

✅理由
レイヤーミディアムは中間から毛先にかけて大きな丸みを作ることでシルエットが綺麗に見えるヘアスタイルです。
毛先だけにパーマをかけると、かえってストレートアイロンで丸みを付けにくくなり、毎日のスタイリングが難しくなることがあります。ただ縮毛矯正履歴がない髪へのストパーカール(根元縮毛矯正+毛先デジタルパーマ)であれば再現出来る場合もあります。

✅美容師からのおすすめ

  • 全体をストレートアイロンで仕上げる
  • 前髪だけパーマ+ストレートアイロン

ゆるウェーブ

✅パーマだけで再現できる?
→正直かなり厳しいです。

✅理由
縮毛矯正した髪にパーマでゆるいウェーブを再現するのは、現実的にはかなり難しいです。

無理にウェーブを付けようとすると髪への負担も大きくなるため、動きのあるスタイルを楽しみたい場合は、最初からコテやストレートアイロンで仕上げるのがおすすめです。

✅美容師からのおすすめ

  • 全体をコテ・ストレートアイロンで仕上げる
  • 前髪だけパーマ+コテ・ストレートアイロン

波巻き・スパイラル

✅パーマだけで再現できる?
→ほぼ再現出来ません。

✅理由
しっかりとした波巻きやスパイラルパーマを、縮毛矯正した髪にパーマで再現することは非常に困難です。

もし、このような強いカール感を長く楽しみたいのであれば、縮毛矯正を続けるよりも縮毛矯正履歴がなくなったタイミングでパーマスタイルへ切り替える方が理想に近づきやすいでしょう。

✅美容師からのおすすめ

  • コテ
  • ワッフルアイロン

「どれくらいカールが付くか」は施術してみないと分からない

縮毛矯正した髪へのパーマは基本的にワンカール程度が目安になります。

ただし、そのワンカールがどのくらいしっかり出るのかは、実際に施術してみなければ分かりません。

もちろん美容師は髪の状態を見ながら経験をもとに薬剤や施術方法を細かく調整しています。

それでも縮毛矯正毛へのパーマは仕上がりの予測が難しく、経験豊富な美容師でも「思っていたよりカールが弱かった」というケースはあります。

そのため縮毛矯正後にパーマをかける場合は「希望どおりのカールになる保証はない」ということも理解したうえでチャレンジすることが大切です。

エノアの実例紹介

ここまで「どんなヘアスタイルが再現しやすいのか」をご紹介してきました。

では実際に縮毛矯正後にパーマをかけるとどのような仕上がりになるのでしょうか?

当店で担当させていただいた実例を3つご紹介します。

実例①:3ヶ月前縮毛矯正した髪へのワンカールパーマ

3か月前に縮毛矯正をされていたお客様です。

期間だけを見ると少し早い印象ですが、ダメージが最小限に抑えられており髪が非常に良い状態でした。ご希望も自然なワンカールだったため、今回はデジタルパーマをご提案しました。

毛先には多少のパサつきがありましたが、カットで整えられる範囲だったため問題なく施術でき、自然な丸みとツヤのある仕上がりになりました。

ポイント

  • 縮毛矯正から3か月でも髪の状態が良ければ施術できる場合がある。
  • 強いカールではなく、ワンカールだからこそ再現できたケース。

実例②:縮毛矯正履歴なしのストパーカール(根元縮毛矯正+毛先デジタルパーマ)

こちらは縮毛矯正の履歴がなく、今回初めてストパーカール(根元縮毛矯正+毛先デジタルパーマ)を施術したお客様です。

毛先に縮毛矯正の履歴がないため、中間からしっかりとした柔らかなカールを付けることができました。

同日にヘアカラーも行いましたが、髪の状態に合わせて薬剤を調整し、出来るだけダメージを抑えながら施術したことでツヤのある仕上がりになっています。

ポイント

  • ストカールなら縮毛矯正とパーマを両立しやすい。
  • 縮毛矯正履歴がない毛先はカールの再現性が高い。

実例③:パーマはお断りし、コテでのスタイリングをご提案

こちらのお客様は、しっかりとしたウェーブスタイルをご希望でした。

髪の状態も比較的良い方でしたが、ご希望のデザインを考えるとパーマだけで再現するのは難しいと判断し、今回はパーマをおすすめしませんでした。

代わりに縮毛矯正を活かしながらコテでの巻き方をお伝えし、ご自宅でも同じような仕上がりになるようスタイリング方法をレクチャーしました。

無理にパーマをかけて髪を傷ませるよりも、「できない」とお伝えすることも美容師の大切な役割だと考えています。

パーマでの再現が難しい場合はお断りし、別の方法を提案する事もあるのでご理解いただけると幸いです。

失敗しない為のポイント

① 施術履歴を正確に伝える

縮毛矯正後のパーマで最も大切なのは、施術履歴を正確に伝えることです。

  • 縮毛矯正をした時期
  • ブリーチ・カラーの履歴
  • セルフカラーの有無
  • 普段のアイロン使用

これらは美容師がパーマを出来るか判断する大切な情報です。特に初めて行く美容室では、できるだけ詳しく伝えましょう。

② 理想の写真を見せる

理想のヘアスタイルは写真で伝えるのがおすすめです。

美容師は写真を見ながら「パーマだけで再現できるのか」「コテやストレートアイロンが必要なのか」を判断します。

ただし、写真は完成形ではなく「イメージを共有するもの」と考えましょう。

③ 無理なデザインにこだわらない

縮毛矯正した髪はパーマで再現できるデザインが限られています。

難しいと言われたスタイルを無理にパーマでお願いすると、髪を傷めるだけで理想の仕上がりにならないこともあります。

パーマが難しい場合は、コテやストレートアイロンで仕上げる方法も検討しましょう。

④ 毎日のホームケアを大切にする

髪の状態が良いほど、パーマの仕上がりも良くなります。

  • 洗浄力が優しいシャンプーを使う
  • トリートメントで保湿・補修する
  • ヘアオイルで乾燥を防ぐ
  • アイロンは高温にしすぎない
  • 濡れたまま寝ない

毎日のヘアケアを続けることが綺麗な仕上がりに繋がります。

⑤ 縮毛矯正とパーマが得意な美容師に相談する

縮毛矯正後のパーマは美容師の経験や技術によって仕上がりが大きく変わります。

「できます」と言うだけではなく「できない理由」や「代わりの提案」までしてくれる美容師なら安心です。

迷った時は毛矯正とパーマの両方を得意としている美容師に相談することをおすすめします。

よくある質問(Q&A)

Q「縮毛矯正した髪へのパーマは断られると聞きました。本当ですか?」

A.はい、本当です。

縮毛矯正した髪へのパーマは「カールを付けられる髪の状態か」「希望するヘアスタイルを再現できるか」を確認したうえで判断します。

無理に施術するとカールが付かないだけでなく、ビビリ毛などの深刻なダメージに繋がることもあります。

そのため、お断りするのは失敗を防ぐための判断です。もし断られた場合は、無理に施術せずコテやストレートアイロンでのスタイリングを検討しましょう。

Q「縮毛矯正とストレートパーマの違いは何ですか?」

A.大きな違いは、施術でアイロンを使うかどうかです。

縮毛矯正は薬剤とストレートアイロンの熱でくせ毛を伸ばす施術です。一方、ストレートパーマは薬剤のみで髪を整えるため、強いくせ毛を伸ばすことはできません。

そのため

  • 縮毛矯正:くせ毛を伸ばす
  • ストレートパーマ:パーマを落とす

と施術目的にも大きな違いが出てきます。

Q「メンズでも縮毛矯正した髪へのパーマはかけられますか?」

A.はい、可能です。

ただし、デジタルパーマはある程度の髪の長さが必要なため、短髪では難しいケースがほとんどです。

センターパートやミディアムなど長さがあるスタイルであれば施術できる可能性がありますが、髪の状態によっても変わるので美容師に相談して判断してもらいましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

縮毛矯正した髪にもパーマはかけられますが、期間よりも髪の状態が最も重要な判断ポイントになります。

また、再現できるヘアスタイルにも限りがあるため、無理に希望のデザインを目指すのではなく髪の状態に合ったスタイルを選ぶことが失敗を防ぐコツです。

「自分の髪はパーマをかけられるの?」
「どんなスタイルなら再現できる?」

と迷った時は、自己判断せず担当の美容師に相談してみましょう。

髪の状態をしっかり見極めてもらうことで、あなたに合ったベストな提案をしてもらえるはずです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

エノアでも縮毛矯正後のパーマが可能かどうかを、髪の状態を確認したうえでご提案しています。無理な施術はおすすめしておりませんので、お気軽にご相談ください。

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